2017年03月16日

かんちゃん

倉敷に行った次の朝は 広島県に向かいました。

会いに行ったのは2歳のかんちゃん。

お風呂での事故で 意識障害になって 病院内の施設に

入所している男の子です。
(掲載の許可を頂いています)

神戸のひろやくんのママから繋がったご縁です。ひろやが行く‼︎!→

ご挨拶をして かんちゃんに声をかけると

目の動きが大きくなります。

指でお話をしてもらうと 痛いところがないこと、

目は見えることなどを教えてくれました。

「お姉ちゃんが好きですか?」って聞いてね、と

おかあさんがお姉ちゃんから頼まれていて

かんちゃんは「もちろん、だいすき」って指で伝えてくれました。

お姉ちゃんと約束して 生まれたの?と聞いてみると

生まれたらお姉ちゃんがいたの、と言います。(^^)



赤ちゃんに見えるけれど おしゃべりは です、ます口調で伝わり、

2歳のお子さんというよりも もっと大人の人のようです。



おかあさんにもわかるように 指でお話する方法をお教えして

看護士さんや療育のスタッフさんも見学していただきました。

こんな表情は 見たことがない、というかっこいいこの日のかんちゃんでした。



かんちゃんのいる自治体では 前例がない、といろいろのサポートも

かんちゃんから 作り上げていく、そういう状態だそうです。

同じようなお子さんのいるご家族で繋がりが欲しい、

一緒に進む仲間が欲しいとかんちゃんのおかあさんが

感じています。


かんちゃんは 先駆者(pioneer)なんでしょうね。  


Posted by まきの じゅんこ at 15:50Comments(2)白雪姫プロジェクト深い想い

2017年03月06日

さくやちゃん


さくやちゃんは 3歳になったばかりのキュートな女の子。

18トリソミーのため、心臓に穴があり、今日は根治手術の日です。


よく笑うさくやちゃんは 去年、指談に出会ってからご家族と

頷くことで も意思表示ができるようになりました。


手術前に会いに行くと 「待ってるの、退院する日をね」と

指先で書いて教えてくれます。

自分の人差し指を使って 自分で私の手に文字を書こうとします。

スイッチを押すことや文字を指さすこともやがてできるのでしょうか。


手術の不安よりも 根治手術で もっと元氣になれることを

さくやちゃんはもう察知できるのか、信じているようです。

心臓の手術、大変な手術だと思いますが 頑張って欲しいですね。

たくさんの方々祈りの応援もしてくださっています。


手術が無事に成功して 順調に回復できますように。

小さな勇者さん、さくやちゃん頑張れ〜!

  


Posted by まきの じゅんこ at 17:00Comments(0)深い想い

2017年03月04日

残された時間に


愛媛の方から お友達のお母さんと指談ができないかしら?と

お問い合わせがありました。


入院先は東京で、ちょうど2/22の上京を一日伸ばせば病院へ

お伺いできるタイミングでした。


とても可愛い!というのが第一印象でした。

小柄で素敵なおばあちゃまが ベッドにいらっしゃって 指談で

思いを伝えてくださり、ご主人には

「自分のことが自分でできないんだから やってもらいなさいよ。

ありがとう。ありがとうって言って 遠慮せずにやってもらうんだよ」と

伝えたのでした。

病室に来たら手を握っていて欲しいこと、

目を閉じていても 来てくれたらわかって嬉しいことも教えてくれました。



そして一週間後に 旅立たれたと 息子さんから連絡がありました。

「伝えたい気持ち」と「気持の共感」が得られたと感じたことを

息子さんに 教えていただきました。

人生の一瞬に触れさせていただき感謝します。

安らかに、と祈ります。  


Posted by まきの じゅんこ at 18:34Comments(0)白雪姫プロジェクト深い想い

2017年01月17日

筆談から ポインティング、トーキングエイド

山元加津子さんの初監督作品、「銀河の雫 はじまりはひとつ」の沖縄上映会と講演会は

ほこぴーこと鉾山健一さんとお仲間の主催でした。

午前中の病院からよしえさんが車に乗せてくれて会場に到着。

お昼をいただいていると「指談をして欲しい人がいるんです」と

ほこぴーさんが私を呼びました。


意識障害だったけれど 今は回復されて声でお返事ができるし、

頷きや表情も豊かな男性が車椅子で会場に来られていました。

指談の必要はないので 筆談をしますか?とお声をかけて

お一人ではペンがまだ持てなかったので 私が支えるようにして

◯、/、数字を書いてみたら利き腕ではなかった左手でしたが

とても力強く動かしてくれて書けました。


ご本人の初筆談の感想は 「いーね」でした。

奥さまに変わって 筆談でもご主人が自分で腕を動かして

お名前を書いていることがはっきりとわかっていただけました。

筆圧をかけられるように自分一人で持つことができない、それだけでしたね。

持ちやすい補助具を工夫することで、お一人で書くこともできるようになると思います。


かっこちゃんが その場で厚紙に あいうえお表を手書きして

最初は少し手を添えながら、途中からはお一人で 文字を指すことができました。

このポインティングでお子さんの名前も教えてくれました。

好きな食べ物を尋ねたらぼそっと 「ないな〜」と呟かれたのです。





それで濁点、半濁点、延ばす音、小さな文字も表の一角に書いたら そば、と指で指し示されました。

倒れて何年ですか?と聞くと奥さまが三年、と言いかけたのをご本人が四年になると訂正されました。

iPadのアプリで トーキングエイドをダウンロードすれば

文字でも イラストからも文章が作れて読み上げができます。



指さしが震えたりする時は トーキングエイドの文字部分に被せて使えるカバー(文字部分に穴が空いている)が

あるそうです。(助成の対象になるんじゃないでしょうか)



意識障害からここまで回復できることを見せてくださってありがとうございます。

  


Posted by まきの じゅんこ at 20:58Comments(0)白雪姫プロジェクト深い想い

2016年12月13日

コーマワークのシンポジウム

指談で 遷延性意識障害の方のお話を聞き始めたばかりの頃、

行徳病院で取り組まれている、プロセス心理学をベースとした

コーマワークのことを知りました。


講演会で出会った方が 実際にコーマワーカーだったこともありましたが

その実際について 詳しく知っていたわけではないのです。


コーマ(昏睡)の方に働きかけること、呼吸を合わせて 瞬きや身体のサインを

注意深くみること、というくらいの知識だけでした。


先週、コーマワークのゲリー氏が来日されて シンポジウムが開かれたので

参加させていただきました。


昏睡は その人の人生のプロセスであり、どのようにプロセスを完成させるか、

感じ取って寄り添っていくもの、のようです。コーマワークをすることによって

昏睡から覚める方もあるし、人生を閉じるプロセスの方もあるという捉え方です。


呼吸を合わせて 身体や瞬きのサインをよぉくみることは 白雪姫プロジェクトで

山元加津子さんが 教えてくれることと通じます。


東京大学医学部循環器内科の稲葉俊郎先生の発生学からのまとめが

わかりやすかったです。










  


Posted by まきの じゅんこ at 21:58Comments(0)白雪姫プロジェクト深い想い

2016年12月04日

指談に出会った方々の ブログ ご紹介

神戸のひろやくんのお母さんが 先日の名古屋での

「指でおしゃべりの会」で出会えた勇者さんの

ご家族のブログを紹介してくださいました。
こちら☆


ご家族からご家族へと 指談や筆談が 伝わっていって

言葉で表現できなくても 豊かな思いがあることを

知って子育てをしてくだされば嬉しいです。


ブログを拝見すると 小さな人の 音のないおしゃべりの

それとなく伝わってきたトーンまで蘇ります。


みっくん、お水は嫌いで飲まないって 思っていたら

水だよって見せて、少しずつ飲みたいとおしゃべりして

その夜からごくごく飲んでいるんですって。(^^)  


Posted by まきの じゅんこ at 22:55Comments(0)白雪姫プロジェクト出会い深い想い

2016年08月28日

来週は仙台へ

山元加津子さん、かっこちゃんが 初監督した映画が

9月3日(土)に仙台で初上映されます。

初上映会

「銀河の雫 はじまりはひとつ」は かっこちゃんがずうっと

言い続けてきたこと、ひとりひとりが大切な存在で

みんなでひとつの生命を生きている、そのことを

ネパールのロケや 写真家野村哲也さんの

世界中の景色をふんだんに使われていて

宇宙の本当のことを美しく描いています。


この日には 脳幹出血で倒れ 回復中の宮田俊也さん、宮ぷーも

ステージで挨拶をするそうです。

全国から かっこちゃんを応援するお友達が仙台へ。

身体は行けない、というお友達も 心の応援をしてくれるそうです。

この映画を 多くの方に観ていただきたいですね。

音楽もとても素敵に出来上がりました。

もうすぐ、もうすぐです。

会場で 見つけたらどうぞお声をかけてくださいね。

まだ お申し込みいただけますので 迷っている方も是非、仙台へ。



  


Posted by まきの じゅんこ at 15:57Comments(0)白雪姫プロジェクト深い想いろばの耳

2016年08月09日

倉敷

笠岡市で何度かさせていただいていた講習会を

今回は倉敷に会場を変えて開催されました。


「ご参加のお申し込みが少なくて…」と聞いたのですが

当日のお申し込みやご家族で来てくださる方があって

会場がちょっと狭く感じたほどでした。

暑さの中、お集まりいただきありがとうございました。

前半は二宗さんの体験談をお聞きしました。


途中、休憩時間にパニックになって親子で参加のお嬢さんが

大きな声を出してしまった時、お母さんは「もう連れて帰ります」と

言いました。でもご本人は帰りたくないので余計に声が出ます。

前半はとても落ち着いて聞いてくださっていたのですもの。



他の障がいの方に付き添われていたスタッフさんが

「私にも自閉症の子がいるので」とそのお嬢さんと一緒に座って

落ち着くようにサポートしてくださってありがたかったです。


そして他の人をつねろうとしてしまったり 大きな声を出しても

その場にいることを主張していたお嬢さんの氣持ち。

お母さんが困ったり怒ったりすると いたたまれない、そう感じました。


プライドは誰もが持っています。

勇者さんたちはいっそう、高いプライドを持つ人が多いと聞きます。

お母さんにはそのプライドを傷つけるような話をしてほしくない、

できていること、素敵なことを ほかの人にも伝えるような話を

望んでいるんじゃないでしょうか。

できていること、素敵なところを見て、誉めて欲しいです。


落ち着いたあとは穏やかな表情で最後まで聞いてくださいました。

指談について初めての方が参加してくださったので

ワークショップは基本に戻って 誰にも思いがあること、

返事ができないことと 理解がされないことは別なのだと

お伝えしました。


指談をきっかけに関わりが変わったと教えていただいた例を

今回はたくさんお伝えしました。


毎回来てくださるKちゃんは今回、ご家族で参加。

「ほしい」と言葉で言えるようになったそうです。

時々、声を出してお返事をしているのも嬉しい変化です。

今日はお話することがあるかしら?と聞くと 自分から前に出てくれて

「おしゃべりはいつもしてるの。」と指談で書きました。

そうなんですね、無言に見えていてもおしゃべりできていると

Kちゃんが感じていたから 一方通行のようだったんですね。


キャッチボールのように受け取ってもらうこともおしゃべりと

Kちゃんが感じてくれたから声で伝える変化が出たのでしょう。


椅子のお片付けを今回も手伝ってくれて握手をスタッフさん全員と

ぶんぶん!として帰っていくのがかわいらしかったです。


大阪に戻ると淀川花火大会でした。



  


Posted by まきの じゅんこ at 17:14Comments(0)それは 本当だろうか?深い想い

2016年08月02日

指談・ことば教室 in 伊丹

ダイアナ(脇田)さんと伊丹で 指談・ことば教室として

複数回開催の練習会を開いています。

写真はさくちゃんママからいただきました。

昨日は キュートな咲耶ちゃんとお姉ちゃんも、

キャスターアプローチで新しい車椅子ができあがったばかりのSちゃん、

夏のイベントから駆けつけてくれた乙女なMちゃん、

第一回に参加してくれたEちゃんとそのお友達ではじめましての ともくん。

5人の勇者さんとそのご家族が来てくださいました。操体法のOさん、

OTさんや 氣の友人たちや その友人からのご縁で自然農のちょうさんも。


実際の勇者さんたちとの指談を見ていただいて その感想で

「理論や理屈でなく、指談で 瞳がきらきらとしていったのが驚きでした」と。



Sちゃんの脳の血流を(事故以来毎年検査をしていて)

今年の結果で 急に上がってDr.がびっくりされたのだそうです。

前回までとの違いには 指談が関係するかも知れないそうです。

そして先日の「がんばれ共和国」の楽しそうな様子を紹介してくれました。

ほかの勇者さんにも その情報は魅力的な報告でした。

諦めない、チャレンジ精神は 大切ですね。


新しい車椅子は楽ですってSちゃんが教えてくれました。

おかあさんに「車椅子が前後に大きくなった分、大変?」と氣遣う優しさも。

おかあさんは 前のより軽いから慣れれば大丈夫、だそうです。ほっ!


Eちゃん、前回会った時は どうにも落ち着けない様子でしたが

今回はとてもリラックスして 記憶力のよさに自信があることを

教えてくれました。


Mさんは ふわりと柔らかな表情です。

ダイアナさんが 指談だけでなく、アロマや習字や読み聞かせを

三択で選べるように準備してくれたので 希望をみんなに聞くと

自分のしたいことを 積極的に勢いよく書けました。


少しだけ引いて俯瞰すると どの勇者さんもいろいろな方法で

思いを表現していると氣がつくね、と友人が言いました。


文字だけに頼るのではなく、コミュニケーション方法は多くあり、

「人は言葉だけでなく、非言語でも存在同士でも交流している。」と

稲葉俊郎先生も 指談で開く言葉の扉に 寄せてくださいました。





さくちゃんは 普段ならお昼寝タイムなのに 必死で起きていて

先輩たちからの情報を 身体中で吸収しようという感じ。

ともくんは中野さんの氣のシャワーですっかりくつろいで

途中からぐっすりと眠っていました。

おかあさんの質問、「答えてくれないことがあるのはなぜ?」には

「答えを知ってるのに質問するから」と。

急に雷雨がきて びっくりしましたが 帰るころには止んで青空に。

みんなのお顔も晴れ晴れでした、

素敵な時空間、一緒に創りあげていただきありがとうございます。  


Posted by まきの じゅんこ at 01:17Comments(0)白雪姫プロジェクト深い想い

2016年07月28日

絵本作家のぶみさん 個展(うめだ阪急本店)


大好きな!絵本作家 のぶみさんと初めて出会ったのは ゆの里でした。


その日にゆの里 で 「武田宗典の謡サロン」という、

能の謡と仕舞を間近に体験いただけて、能の解説もあるという、

能楽レクチャーサロン開催していて、私はお手伝いをしていたのでした。


アナウンサーのAさんが謡サロンに参加されることになっていました。

ところが 謡サロンが終わってもお仕事が伸びてしまってAさんは現れず、

夕食を始めようとしたところにようやく到着。


謡サロンの後には ゆの里の社長さん、専務さん(当時)と

お食事をご一緒させていただくことが多かったのですが

今夜の食事は東京から絵本作家さんが来られていて

ご一緒できない、と伺っていました。




Aさんが 「もしかして、知り合いの絵本作家さんじゃないかしら?」というので

食事中のお部屋にお声をかけて 襖を開いていただくと そこには!

ドキュメンタリー映画「1/4の奇跡」の監督、入江富美子さん

絵本作家のぶみさんが当時の社長さん、専務さんといらっしゃって

Aさんの登場にのぶみさんも「どうしてここに?」とびっくり!


そんな偶然の出会いだったのでした。


今日から 阪急百貨店うめだ本店で 絵本作家のぶみさんの

初めての個展が開かれています。




昨日のとても辛い、悲しい事件の後でしたがのぶみさんに会いに行きました。


イベント会場で 絵本の読み聞かせ。

マイクの段取りや大画面に映す段取りが想定外で大変そうでしたが

スタッフさんも急遽 工夫してくださって素敵な時間になりました。


こどもたちは のぶみさんの前に集まって 夢中です。

会場の階段状のスペースに400人以上集まったそうです。



のぶみさんは小学生の時に自殺未遂を二回している、とはなされて。

「ものすごくいじめられて。

名前が女の子みたい、とかお家が教会だったから。


160人の総長でチーマーやってたこともある。


絵本書いても7年間、なかなか売れなくて

普通に生きたかったんだけど本当は。

でも全然うまくいかなくて、人生が。

人生って大変なんだよ。

それでもそれを頑張って生きてきたから

今日ここに集まってもらえる。」



「17年かかったけれど 今日、夢が叶いました。

だから生きていてよかった、生きていてよかった。」



読み聞かせのイベントが終わると 入江富美子監督が

私を見つけて 声をかけてくださいました。


のぶみさんの握手は、とても力強くて

悲しい事件があったけれど 希望を見つけて先に進もう、

生きていてよかったと言おう、そう言ってもらえたようでした。


この日に「1/4の奇跡」の入江監督に会えたことも

なにか、メッセージかなぁと思います。
(実は監督とはいろいろなところで偶然に出会うことが多々あるのですが。)












  


Posted by まきの じゅんこ at 01:55Comments(0)出会い深い想い