指談(ゆびだん)でお話しましょう! › 指でおしゃべりの会

2019年01月21日

それ、やりたい、やりたい!

たっくんは小学四年生になっています。


久しぶりに会ったら 背が伸びて

表情も豊かになっていました。

四年前に会った時は不随意の動きばかりに見えたのに

手の指も柔らかく伸ばすことができるんです。

療育、頑張ってるんだね。


この日は るねちゃんがインフルエンザ罹患で

たっくんが指談の世界への道を開いて

初めて指談に接する方たちの相手を勤めてくれました。


場所はシルキーさん、こども食堂の活動もされているそうです。

亡くなられたお嬢さんが 障害者で 目が見えなかったとのこと。

お嬢さんが使いこなしていたのだけれど

処分を考えていた、というトーキングエイドを

たっくんに譲ってくださいました。


指談の時も表情が動いて よく伝わる、たっくんが

トーキングエイドを見た途端に

指先にも身体中でも嬉しい!それ、やりたい、やりたい!と連呼。


今、学校でもスイッチを押すと機会が音声を出す、

そんな練習をしているそうです。


これ、自分のきもちが音で伝えられるの?

僕のことばが音になるの?

と、大興奮。


諦めていたかも知れないけど

可能性の扉はたくさんあって、開く決心をしたらいいだけ。


シルキーさんが、プリンターもあるのよ、と

お部屋で探していたら もう一台!出てきたんです。

てっきり、断捨離したものと思っていたのに、って。

たっくんの従姉のるねちゃんも

きっと使えるようになりますね。


成長を見せていただいて、たっくんの想いに

みんなが笑顔で過ごせたのでした。

  


2018年03月28日

早送り



大阪は桜が満開になりました。

Yさんとのご縁が繋がって 児童デイサービスに伺いました。

お話ができる子もできない子も、小さな人も高校生もいるデイでした。



Hくんはベッドに寝ていました。

手は過敏なのか触れさせてくれません。

それで踵を借りてお話をしました。


自分の思いで「はい、いいえ」を表現ができる部分がないか、探します。

嫌、という感情を伝えられることも大切なのです。


「嫌だよ、違うよ」の時には目をぎゅっと閉じてみせました。

「いいよ、そうだよ」という時の声かけの表情と はっきり違いを伝えられることが

わかりました。


Tくんは よく動いていて 上の方を見てながら 何かくちゅくちゅと

独りでおしゃべりしていました。

お友だちの身体を両手でどんっと押すのが 氣になるお子さんです。


背中を触らせてもらうと 嫌ではなさそうなので

お臍の裏に手を置いて「へそ放射」というタッチをしました。

そして肩から ここが右肩、ここが右腕、ここに肘があって、ここは肘下、

手首があって、指があるね。親指、ぽん!ひとさし指、ぽん!と言いながら

指先まで を触ることをさせてもらいました。

Tくんは その後からは そっと触れてくれるようになりました。


様子を見ていると 独り言は 早送りしているような音に聞こえます。

こちらもセキセイインコのおしゃべりを真似て 速く高く話しかけると

Tくんが あれ?という表情をしました。


じゃんけんできるかな?と声をかけて「ぐーちょきぱーで」と

口ずさんでみると 手遊びの歌を Tくんは自分から歌い出しました。

よく響くはっきりとした歌声です。


歌を歌うように 伝えたら伝わるよ。

普段はおうむ返しが多いそうですが このあたりから

自分の言葉を出してきます。


「ひざまくらで(床に)寝て」と言われました。

一緒に床に寝てみたけれど 「これはひざまくらとは違うね」と私。

Tくんは 「北枕?」と尋ねるのでした。

「普通は北枕では寝ないものだけれどね、

『君子は南面す』というのは偉い人は北枕で寝るの。

起き上がると南に向くためには北枕で寝るのよ」と 説明。

Tくんが「君子って?」と聞いてきて

「王様や皇帝のことよ」と教えると 瞳がきらりとして

「王様はカレー食べるの?カレーは何色?」と聞いてくるのです。


私は先週美味しいインドの宮廷のお料理を東京・谷中で食べたばかりなので

カレーは黄色だけじゃなくて、緑のも白いのもあるね、と答えると

紫のカレーがあるの?オレンジのカレーは?と尋ね返すのでした。


Tくんのおしゃべりは速すぎて大人は 多分言葉として聞き取れないんだょ。

もっとゆっくり、歌を歌うように話してみてね。

















  


Posted by まきの じゅんこ at 09:58Comments(0)深い想い指でおしゃべりの会

2016年12月27日

「その後」の嬉しい報告です。

9月に静岡で 指でおしゃべりの会を開いていただきました。


台風が近づいていて 病院から出られない小さな人に会いに

初めて病院にも行かせてもらって お話を聞きました。


ひろやくんのママが 今月、静岡の病院に行ってその後のことを

ブログにアップしてくださって、嬉しい氣持ちで読みました。

こちら

足でお返事できる小さな人は多いのですよ。

コミュニケーションはスキルよりも こちらの心境が大事かなぁと思います。