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2015年08月29日

画廊 飛鳥で 白雪隊


奈良の画廊 飛鳥の龍ちゃんが 画廊のスペースを開放してくれて

介助方法の練習会をされています。

私の家からは 少し遠くて 夜の練習会には初めての参加でした。

YasuのBlogの Yasuさんが支部長なのです。


指談は ご本人の思いを 伝えてもらうたくさんの方法の中のひとつ。

文字が伝わらなくても 非言語のコミュニケーションがあることを

感じ合えたらいいかなぁと思ってそのお話もしました。


「木偏に 寸で なんという漢字になりますか?

手のひらやノートに書かずに 頭で組み立ててください。」


書いてみると 村。

簡単な漢字ですが 頭だけで組み立てようとすると難しい。


脳は こういうインプットに慣れていないと認識できないんですね。

では、木偏に 市では?

一旦、 村が わかってからは 書かずに組み立てられる方が増えて

柿、とわかりました。

こんな体感も 指談のおしゃべりに関連しているかも知れません。

いくつかの合氣道のエッセンスからのワークをして 指談です。


Yasuさんの手を両側からお二人に持ってもらって同時に指談。

初めての方々でも◯、✔︎、数字が伝わりました。


Yasuさんの2の数字は特徴があります。

奥さまが 「そういえば その特徴のある2を書いていました」と

教えてくださいました。


じゃあ筆談もしましょう! Yasuさん いいですか?と聞いたら

「また俺かよぉ〜(笑)」と伝わってきました。

左手で筆談

◯、✔︎、数字、ひらがなも 書けるんや!

筆談も 手を添えるとできることがわかって Yasuさん、にこにこ!でした。





  


2015年08月27日

逆でした。



8月も残り少なくなってきました。

ご縁をいただいて 指談でお話したNさん。

Nさんの将来を考えて 9月から生活を変えることにされて

Nさんにその不安はないか、大丈夫なのかを聞きたいと

おかあさんからのご依頼があってお尋ねしました。


春に会ったときは お庭で野菜を育てよう、とお話して

ミニトマトがとっても美味しく、たくさんできたんだそうです。

ゴーヤーのグリーンカーテンも涼しげに二つの窓の外に育って

いました。


お話をするとNさんは 元服のように自立した大人になると

決めたことを 教えてくれました。

そうすることが 今のままよりも自分にはいいということも

直感でわかったからだと。


それって夢のお告げみたいに、でしょうか?と聞くと「ちょっと違うけど」と

教えてくれて 部屋の明かりをパチッと消してすぐにつけてみせて

「こんな感じかな?」って。


おかあさんと一緒に寝ていたのは 僕がお母さんを守って

僕が一緒に寝てあげていたんだよ、とも言いました。


あれ?逆じゃない?

「おかあさんは 僕が離れて 一人でも大丈夫?」って。

離れても僕が守れるってわかったから そうするんだよ、とも

教えてくれました。


これまでで一番落ち着いた感じで ほとんど席を外さずに

お話をしてもらえました。














  


2015年08月24日

コツがわかった


昨日は 神戸で守本早智子さんの指筆談の講習会でした。

私もMisaさんから 声をかけてもらっていましたが先約があり

参加はできませんでした。


でも昨年末に 指談を伝えて お姉ちゃんがすぐにできるようになった

その当時は1歳3ヶ月だったひろやくんのおかあさんも参加されて

コツがわかった!とブログ

書いてくださっていて、とても嬉しいです。


難しい、とか できないんじゃないかなぁと思うだけで 緊張からか

伝わらなくなることがあるのです。

横で拝見すると 指が〇を描いているのに 「わからない!」とおっしゃったり。


私が言葉を読み取りをさせていただく時にはもちろん、間違えないように

精一杯させていただきますが ご家族の間の練習は感じるセンサーが

最大限に使えるように 大切な存在のご本人に心を向けて、リラックスして、

おしゃべりをして欲しい、と思っています。



10月11日に ひろやくんのおかあさんが 指談の練習会と読み取りの会を

神戸で計画してくださいました。詳しくは☆こちらから。

  


2015年08月22日

ましちゃんのご縁

M支援学校の医療的ケア部の勉強会で

指談講習会をさせていただきました。

おこさんが6人とお母さん、弟さんや妹さん、

お兄ちゃんもきてくれました。




昨年末に みっちゃんの紹介で会った、ましちゃんからの

ご縁で 指談が初めての方がほとんどです。


言葉がないようでも、誰もが言葉としての思いがあるし、

伝えたいと思っていることを 感じていただきたくて

見えない心の動きを感じる体感メインの講習になりました。


◯と✔️だけでも コミュニケーションはできること、

数字を書いてもらうと おこさんが 自分の意志で書いていると

より感じていただけます。


筆談もできそうなお子さん方でしたので やり方をお伝えして

夏休みにご家族で工夫をして練習していただくことにしました。


僕にも書けるの?と聞いた少年の 笑顔が印象に残りました。  


2015年08月18日

とらわれずに


意識障害で 言葉が出ない方が リハビリの時や 指談でも

氣持ちが昂ぶってくると 声を出す時に泣き声のように

聞こえることもありました。


泣いているのじゃないことを指談で教えてもらえます。

思いと動きや 表情が 一致しないこともあると知って

指談でも聞くことができるのは さおちゃんの息子、たけちゃんが

柴田保之先生に読み取ってもらっている時に 柴田先生の言葉と

たけちゃんの動きがあまりにも違うことを2013年の3月に

大阪市中央公民館での上映会前のきんこんの会で実際に見ていたからです。


手を振り回して、触るなって言ってるように見えたのに

たけちゃんの言葉は ありがとう、でした。

とらわれずに 真摯に心をむけて コミュニケーションを取りたいと思っています。


  


2015年08月17日

幸せだー!



一旦、宮ぷーのお家に戻ったら ひろこちゃんもいてくれて

午前中だけ、と思っていたから夕方に行って 会えて嬉しかったです。

ひろこちゃんの的確でしなやかに宮ぷーをサポートする様子は

見ていてもとても清々しいのです。


宮ぷーの足首にもプチ魔女活をしました。

宮ぷーがあかさたなスキャンで痛みがあると言います。

触れている右足首が痛いことがわかる宮ぷーにも感動です。


宮ぷーのリハビリが終わったかっこちゃんとRさんに会いに行きました。


先月は ご両親や妹さんに 指談で感謝の言葉を言っておられ、

自主リハビリも ご両親とのリハビリも頑張ってされたことが

一目でわかるほど 表情がいいふうに変わっていらっしゃいます。


とても会いたい、と言っておられたTさんが来ています。

指談でお話をすると はーい、と口も動かせて喉の奥で

弱いけれど 確かに声も出ています。


ご家族との瞬きや指談練習やケアのタイムスケジュールを

壁に貼って、練習記録も細かくつけていらっしゃるんです。

大切な息子さんが回復できるように、とても積極的に

あたたかく、厳しく、このひと月を過ごされたのですね。


端座位は 看護師さんのいる時に限る、ということでした。

ご家族がさせていただけるようになると きっともっと回復が進む

だろうと思います。それまでにご家族での練習あるのみです。


お話をしていくなかで やり抜く!という言葉が指先に伝わりました。

この一年あまりの指談で やり抜くというのは初めての言葉です。

その一言で「頑張ると本人がそう言っていますか」、と

お母さんが声をあげて泣かれました。


そしてご家族にやり抜くから支えて欲しい、今は身体も動かせないけれど

きっと僕が支える側になるように やり抜くと もう一度言いました。

その後、感情が昂ぶってきた時の大きな声が出てきて、

口も大きく開けられたのですが 泣いているわけじゃなくて

心が高揚すると声が出てしまうんだとおっしゃいました。



そして幸せだー、身体が動かなくても 今が幸せだ―!幸せだ―!と

繰り返して指先で書いてくださいました。


命の危険も何度かあったし、落ち込んでいた時期もあるけれど

こんな状態なのに 幸せだと思えるんです、幸せだ―!と

声が出れば叫んでいるだろうことが伝わる強く速い指談でした。


お父さんも合氣道をされていたことがわかり、氣の手当法も伝え、

ご両親のリハビリの質にも期待ができそうです。



















  


2015年08月16日

イヤイヤ = うんうん?



ゆみちゃんのご主人とも二度目の指談です。

今回はビデオも準備して質問のリストも用意されています。


Fさんのお母さんと同じ病棟にいらっしゃるので お互いに

お見舞いに行かれたり 指談で〇と✖の練習を一緒にされています。

これがお互いに心の支えになっているんですね。


指談もわかるようになってきていて、でもね、確率は半々かしら?

とおっしゃったのですが その訳がわかりました。


ご主人ははい、で〇を指談で書きます。

それよりも強く、そう!そう!と思う時に 頭が左右に大きく何度も

まるで イヤイヤ!とするように動いてしまうのです。


うん!そうそう!って思ってくださいと声をかけると 

見事に左右に首を強く振るんです。

指では〇なのに 首の動きは イイエ!と言うようにみえるから

指談で聞く答えと首の動きにズレがあるというか、逆に見えるの。


五島列島でも 久美ちゃんのご主人は頷けるのですが

うん、うん、と言うのと 首でイヤイヤとするのが 

どれもご本人的にはイエス!だったのです。


久美ちゃんが それでいろいろの辻褄が合いますと教えてくれました。


これまでの常識を ちょっと手放すのも コミュニケーションのコツなんですね。






  


2015年08月16日

杜が好き。

石川県へ 来ています。

サンダーバードに乗ると京都から二時間で小松に着きます。
駅のすぐ横にこまつの杜があってとっても大きなコマツのダンプカーが
見られるって 初めて知ったのです。

宮ぷーのお家で ゆみちゃんとFさんと待ち合わせて 病院へ。

Fさんのお母さんとのお話は 行ってみたいところを教えていただいたり

ご自宅の庭の木々の剪定のことなど、ご希望をお伺いしました。

ドライブで行くなら海よりも杜が好きとおっしゃいます。

漁師町で育った方なので 海はもういい、って思ってらっしゃるのかも。


車椅子への移譲の時に 左手を椅子の手すりに置くのは怖がってではなく、

ご自分で態勢をつくっておられることもわかりました。

前回、筆談ができるとわかって ホワイトボードを用意しておられ、

Fさんとやってみると ◯もXも ご自分のお名前も書くことができました。

ホワイトボードがちょうど 車椅子の手すりに置けるような大きさで

ボードを支えずに介助ができることも嬉しい発見でした。




  


2015年08月15日

ガリバーみたいに



魔女活と言っているのは 合氣道からの手当て法で 氣圧療法のことです。

誰もが 自然治癒力があり、指先や目からは よく氣がでます。

氣圧療法は 指先を触れて 本来の健康に戻る治癒力に働きかけます。


治癒力が発揮されるポイントはなぜか イントゥイーションで

入ってくるのですが 痛いところや不具合のところとは 離れていたり、

ほんの少し触れてただけなのに楽になったりすると「魔法みたい!」って

言われることが重なって どうしてですか?と聞かれます。

それで 冗談半分に 「魔女だから…」と言っていたので、魔女活に。


子どもデイで スタッフさんの夏のケアで魔女活をしていると その周りに

みんな 集まってきて 私の真似をするように 手を出してあっちこっち

小さな癒しの手がスタッフさんに触れている状態になります。


ガリバー旅行記の小人の国で 横たわるガリバーみたいです。

タオルケットを広げて ここに寝てください、というように

ゆうちゃんがスタッフさんに満面の笑顔を向けました。

力を入れずに 触れるだけ、ということも わかってくれて

雰囲氣もばっちりでした。

氣持ちがいいと言われると もっとにこにこしてきます。










  


2015年08月13日

仲良しだよ


子どもデイで 最近お友達を引っ掻いちゃうHちゃん。

言葉をあまり出せないので 指談で どうして引っ掻いちゃったのか

教えてもらいました。


嫌だから 止めてって言いたいけど言えなくて やりたくないのに

引っ掻いちゃって 困っていることをお話ししてくれました。


その日、子どもデイにいたお友達に集まってもらって みんなにお話ししました。


Hちゃんに引っ掻かれたことが ある人は?と聞くと 数人が手をあげました。

それで Hちゃんは 嫌だから止めて、という時に 声と言葉では言えないけど

バイバイのように左手を振るんだよ。

それでも 止めてくれないと ついつい引っ掻いちゃったんだよ。

なにかHちゃんにやっちゃって Hちゃんが止めてって言うのがわからずに

止められなくて 引っ掻かれたこと、わかる?と聞くと うん、と素直に頷きます。


Hちゃん、ごめんねって言える?と聞くと 「うん」

声を揃えて 「Hちゃん、ごめんね」と全員が声にします。

Hちゃんもいいよって頷いて、Hちゃんからも 引っ掻いてごめんねと

言える?と聞くと頷きます。

みんながいいよ、と言ってまた それぞれに遊びはじめました。



傷つけてしまう子どもさんがいても そうする前になにか 理由がないか?

指談で 聞くことができました。

そして声で言うことができないHちゃんも身振りで表現していることも

伝わり、Hちゃんも ほかの子どもさんも笑顔が素敵でした。