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2015年09月07日

協力しあうこと



半年前に とてもこころが揺れたことがありました。

なぜ、あの時にあんなにも悲しくて切ない氣もちになったのかなぁと

少し時間が経って振り返ってみると 違いを認めてもらえないことへの

虚しさややるせなさだったかな、と思えます。

それはまた、同時にその時に私が漠然と感じていた「違いがある」という

私の心の反映でもあったんだろうなぁと 思っています。


論語の「君子は和すれど同ぜず、小人は同じれど和せず」から

違いを認めて争そうのではなく調和すること、を大切にするとお話をされた

東京大学の心臓内科の医師、稲葉俊郎先生と出会えたのもその時期でした。


違いを否定したり争そうのではなく調和するという論語のこの考えに

とても救われたのを覚えています。


白雪姫プロジェクトは誰も責めない、だれも非難しないプロジェクトです。

みんながお互いに協力し合ってやなせたかしさんの「よろこばせごっこ」を

循環させていくプロジェクト。



私の指談は2013年11月末にきんこんの会の会場で優さんから

ほんの短時間、指談について教えてもらったのが最初でした。

きんこんの会場では〇と✖と数字が読み取れたものの、半年くらいは

言葉は伝わりませんでした。

2013年12月から2014年1月にかけてのドキュメンタリ―映画、

「僕のうしろに道はできる」のトライアル上映会では参加の方と

上映後に毎回、優さんから聞いた指談の方法を練習をさせてもらって、

全部で60人くらいの方とこのトライアル上映の期間に練習をしました。


言葉が指先に伝わったのはいわゆる植物状態の方の病室に伺った時、

〇と×を指先に伝えてもらって会話をしようとした時でした。


「どうしてこういうやりかたができるんですか?」という言葉が

指談で突然、伝わったのが最初の言葉でした。


それから1年4か月が経ってみると 指談でのコミュニケーションを

信じてくださる方もずいぶん増えています。

ご家族で指談でおしゃべりをされる方も増えました。


違いを認めながらも協力してくれる仲間がいてくれることも

前に進む力を与えられるんだと実感します。

必要な方に指談・筆談が届きますように。明るく、楽しく、おめでたく。

私は私のやり方で進んでいけばいいのかなぁと思っています。