2015年10月19日

参観日のように


今回は二日間とも 西条市のこどもデイでの活動でした。初日は

言葉のないこどもさんのおかあさんにスタッフさんから声をかけていただいて

日曜日の午前中に別室でおかあさん方との練習会になりました。


指談のお話もしたのですが 障がいのあるおこさんを育てる日々での

葛藤や将来への不安などの氣持ちをお互いに話す時間にもなりました。


おこさんに尋ねてほしいこと、聞いてみたいことをまとめていただきました。

こどもさんたちの部屋に入ると 普段は入り口までで中に入ることのない、

おかあさんが一緒にいると スタッフさんには見せない様子で抱っこされたり

ピッタリくっついて座ってみたり。


おかあさん方も お家では家事に追われてしまうけれど、この日はゆったりと

背中をとんとんとしたり、お互いに触れ合う空間になりました。

おかあさんが来ていないおこさんも その近くに座ろうと寄ってきます。


お昼ごはんを一緒に食べてからおかあさんは一足先に帰られました。

言葉の出ないおこさんにも言葉としての思いがあると知っていただくこと、が

最初にお伝えしたいことです。


前々回に指談でお話をしたおこさんのおかあさんが 体験談として他のおかあさんに

「指談で俯瞰できることをこどもが話した時は その話が本当のことか半信半疑でした。

でも トイ〇らスに行って迷子にもならずに自分で行きたいところに一目散に行けたので

やっぱり上からの俯瞰ができるかも知れない、と実感しました。」と話してくれました。


もちろん言葉がなくても表情で思いを伝えられるおこさんもいるのです。

コミュニケーションの方法のひとつとして指談を丁寧に伝えていきたいと思います。







  


2015年10月19日

初陽会(そようかい)へ


横浜能楽堂で 能の謡と仕舞、舞囃子の発表会でした。

今年は私は出ないので初めからずうっと見所でみなさんの発表を

見せていただきました。


昨年、見せていただいた方が一年経つとそれぞれの上達ぶりがよくわかります。




今年は常連でベテランのIさんがお家の事情で急に出られなくなりました。

番組(プログラム)はそのままに Iさんのお役を大先生が代わられて

プロの謡をたっぷり聞かせていただくことができました。


番外の大先生の仕舞と 私が10年来支持している師匠の舞囃子、圧巻でした。

天鼓 弄鼓之舞、本当に水上を滑るように全くぶれず揺らがずに緩急があって

横浜まで出かけた甲斐があるというか、あり余るほどの感動でした。


日本の伝統芸能の奥深さを感じた一日でした。


お稽古仲間は「中央に座って見てもらっていたから 安心して舞えました」と

何人もが終了後に声をかけてくれました。

出番のないこの日は 真ん中の席で拝見できる余裕がありました。

離れて座っていても応援する氣持ちや見守る氣持ちが届いたんだろうか?と

ちょっと嬉しかったです。








  


Posted by まきの じゅんこ at 23:18Comments(0)氣付き

2015年10月16日

今月の愛媛県

4月から 毎月 松山や伊予西条に お伺いしています。

こどもデイのスタッフさんが 指談、筆談のコミュニケーションで

言葉のない(ように見える)こどもさんとも 意思が通じるように

指談、筆談の講習会と、スタッフさんの身体のケアも併せてさせていただきます。

今月は18・19の二日間です。


伊予西条は海にも近いのですが 霊峰石鎚山の麓でもあり、

伏流水が豊富に地下水として湧いているのですね。


お水がとにかく美味しい!水道水でも信じられないくらい美味。

何カ所か、こどもデイに行かせてもらって そこに集うちいさな人の

お話を聞いている時間は 驚くほど速く流れて行きます。

今回はどんなおしゃべりができるでしょうか?

もうすぐ会えます、とても楽しみです。


  


2015年10月15日

お見舞いに


ご連絡をいただいて大阪白雪隊のMさんの息子さん、

S君のお見舞いに伺いました。

今日は氣圧療法のお家がS君の病院に近いところだったので

タイミングがよかったです。


S君はおしっこが出なくなって10日ほど前に手術をされたのです。

意識障害といわれていて気管切開もされているので

声は出ませんが 瞬きがはっきりしていて(無意識の瞬きとは別の感じです)

Yes,Noがわかりやすいです。


やや微熱があるものの調子はいいことを指談で教えてくれました。

痛いところもないと言います。

手術はあと2回予定されていますが 頑張ると言いました。

落ち着いている穏やかな心が伝わります。


おかあさんとの会話は瞬きでおおよそが伝わることも教えてくれました。

次回、伺う時に筆談でお話ができるといいなぁと思います。




  


2015年10月15日

指でおしゃべり会 その後

弥生さんのブログに おしゃべり会のその後が載っています。

療育の学園にひろやくんが行くと 先日のおしゃべり会と

指談のことで先生方が話しを聞きたいと待ち構えていらっしゃったそうです。


ブログ奇跡までの軌跡~ひろやがいく!


読ませていただくと、おかあさんのお顔、おこさんの表情が浮かんできて

おしゃべり会の後にもコミュニケーションが進んでいると伝わって

涙がこぼれます。


嬉しい涙ですが ここからまた、だれにも思いがあること、

伝える方法はあるということが広がってくれますように。

私にとっても 有難くてしみじみと温かく穏やかな時間でした。




  


2015年10月13日

教えていただけて



指談の練習で 相手の方にしっかり心を向けて、とお話をします。


あなたの思いを知りたいです、と肩に手で触れる練習で

Sさんはペアを組んだ方もSさんも初心者でぎくしゃくして

わからない、と私の助けを求めたんだそうです。(あまり記憶がないのですが)


その時にSさんの肩に触れる私の手は触れ方が 違った、

と後から教えてくれました。


特に意識をしてはいませんが 感じようと 心を向ける時は

優しい、穏やかなタッチになっているのですね。


Sさんは私の心を感じられた、と書いてくださったのですが

大切な存在と思うこと、I'm O.K. and You are O.K..の態度は

声と言葉でないコミュニケーション、指談、筆談で大事にしています。


Sさんに教えていただいて 次の講習会ではこのことも

お伝えしようと思いました。

指談は始まったばかり、みんなで進んでいくもののように

思っています。









  


2015年10月12日

指でおしゃべり会 (2)



11日の指でおしゃべり会には 合氣道の友人も来ていました。

普段、合氣道の指導で教えている、氣の原理、「心が身体を動かす」から

指談に入っていくところが興味深かったと教えてくれました。

日常に活用できるところが 私が学んできた合氣道のよいところです。


つい最近会った、1歳のゆうちゃん。

おかあさんがとてもいい笑顔で参加してくれました。

〇や×もわかるそうですし、何より表情が豊かでみんなわかってる!と

身体中で答えようとしているのです。いいふうになりますように。


Yちゃんは夏におかあさんが お友達とおしゃべりをする会を

してくださって、その時はたくさんお話をしました。

YちゃんとR君はお友達なのです。それでR君と話していると

後ろ側から「ねぇ、ねぇ」と言うように私の服を触ります。

R君は おとうさんがお手洗いに行くよ、と声をかけたら〇と

書いたそうです。ついさっき、筆談を練習したばかりでした。

思いを伝えられるもうひとつの方法が見つかってよかったですね。


向き直ってなぁに?と聞くとYちゃんは にっこり笑って「嬉しいね」って言います。

自分のことで指談で声にして欲しいとか、伝えたいことはほとんどなくて

おかあさんが聞きたいことを質問すると「知ってるのにね」と言います。

背も高くなっていてなんだかお姉さんぽくなりました。


Nさんのおかあさんも来てくださって、Nさんが9月からの変化の中で

がんばっている様子を教えてもらいました。よかった!


おとちゃんは 今日はひとりできたのよって教えてくれました。

お家におじゃました時はゆとりがなかったけれどおとうさんとも

指談でお話ができるようになっていること、今回二度目で余裕も出て

わかりやすかった、とおかあさんが後からメールをくださいました。


まゆちゃんはおかあさんのことを心配する言葉を指先に書きました。

十津川温泉に行こうねと、一緒にきてくださったみなさんと決めて

出かけるさ先が一つ決まりました。


首の座らないひろやくんをとても自然に座らせる、しかも療育の先生の

指導されるように自然に支え方ができるお嬢さんも少し遅れてみえました。

一生懸命に手紙のように文字を書いていました。

両手が手紙でふさがっていたので 肘でお話をしました。

〇も×も肘からも伝わるのですが、チラ見をする目の表情がもっと正確に

思いを出していたようでした。ダウン症のお嬢さんの優しい思いが

ほわぁんと伝わって、こちらまで癒されるようでした。


合氣道の友人たちは おこさんがたの宇宙の広さに圧倒されたそうです。

私が「素晴らしい魂の輝きに近づいて面会を許される感じ」、ということを

ひとりひとりの持つ宇宙感の広さという物差しで二人は感じたのでした。


穏やかな和やかな空氣がずうっと流れていて椅子もマットもあって

おこさんが長時間を過しても帰るときには素敵な笑顔を見せてくれて

嬉しい時間になったのでした。

弥生さん、みなさま、ありがとうございました。















  


2015年10月12日

指でおしゃべり会

昨日の神戸での指でおしゃべり会の様子をブログ

書いていただきました。


2歳になったひろやくんは 挨拶をするとちょっと緊張していましたが

指のおしゃべりがみんなもできるようになるといいなぁと願ってくれて

雨男というのもどうやら返上できたようです。


ひろやくんに会ったのは昨年末、1歳3か月の時でした。

指でおしゃべりができることをお伝えしてからお姉ちゃんが

ひろやくんの好みを指談できくことができて座位保持装置や

バギーやチャイルドシートの製作はひろやくんの好きな色を聞いて

素敵なものを作ってもらったのですよ。


まだ字を覚えていないはずのちいさな人と指談で会話するというのは

常識の外のことですが 思いがあると知っての育児と障害があって

なにもわからない、と思っての育児には大きな差があるでしょう。

お友達にも指談を知ってほしい、療法士の先生たちにも!と

神戸で「指でおしゃべりしませんか?」と声をかけてくださいました。


21組のご家族の中にはこれまでに指談でお話をさせてもらった

可愛いおこさんが何人も来てくれました。

しばらくの間に背が伸びていたり、表情がおませになっています。


ちかちゃんは 耳が聞こえにくいかも…、と言われていましたが

私の声に反応して表情を変えてくれましたし、聴力ではない方法で

感じるのかも知れないけれど音が伝わっていると思えました。

かつて私たちの祖先はお魚の時代があってそのDNAも持つと

いわれるので、皮膚感覚が聴力を補うこともあるのでしょうか。


そうちゃんは仰向けのままずんずん頭の方に動くこともできて

「おかあさんがだいだいだいすき!おばあちゃんをたよりにしています。」

と言って毛布のブランコ遊びが大好きと教えてくれました。


R君は思いを表現する方法が指談や筆談でもできることがわかり、

ご両親に〇や×、数字を次々に書いてくれました。

これまでの方法に加えて指談や筆談で思いを伝えられると

いいですね。


手術を受けたというT君に痛みはないか聞くと大丈夫と教えてくれて

びっくりしたよ。いまはそのばしょになれたよ、と言いました。


何度か出会っているMちゃんは指を持たれたり触られるのは苦手。

それでおかあさんに踵や足先でやってもらいました。

その方が落ち着いてお話を伝えられるようでした。

そしてとても表情が豊かでいいか、嫌か、よくわかるのです。


STの先生とは書く練習をするのにおかあさんとしないのは

おかあさんとは指談をしなくてもわかってくれるから、と

Mちゃんの思いはこれまでどおりなのでした。


PECSを使いこなしているあきちゃんも来てくれて

おかあさんがPECSで意思を伝えることができることを

みなさんに紹介してくれました。


理学療法士のHさんが来てくださったことも嬉しかったです。

障がいのある方に寄り添う方々がこういう方法で思いを知ることが

できることを知って使ってくだされば嬉しいです。


お空に帰ってしまったはるちゃんのご家族も遠方から来てくださって

いました。そしてハンドスタンプアートプロジェクトの応援をされていると

お話してくださいました。


障がいを抱えるおこさんの手形や足形を集めて世界一大きな絵をつくり、

2020年のパラリンピックで掲示しようというプロジェクトです。


人と人が繋がり、小さな力も志を合わせれば大きな力になりますね。


素敵な時間にしていただいた弥生さんと参加されたみなさんに感謝します。













  


2015年10月11日

皮膚感覚 余談



今日は 能のお稽古に行ってきました。

素人でも 能の台詞や歌にあたる謡(うたい)のお稽古と

舞の部分の仕舞(しまい)をお稽古することができます。


師匠の能楽師シテ方観世流の武田宗典さんに師事して10年目です。


お稽古と同じ日に 一般の方に 能のエッセンスを味わっていただける、

謡サロンという 体感型のミニ講座があります。


能の面(おもて)をかけると 視界はとても狭く限られてしまいます。

まぁるく見える部分は クリアですが その他は全く見れないし、

基本的に足元は目で確認ができません。


お舞台で視界が限られると 逆に 皮膚感覚というか、

他の感覚がより際立ってくることがありますか?とお尋ねしました。

ありますよ、と即答で教えていただきました。


見えなくて不安になるように思うけれど 他の感性が際立つ。

指談の時には 普段と違う感性、感覚で 会話しているように思います。

明日は神戸で ひろやくんとご縁のある方に 指談の練習に行きます。

友人たちも白雪隊のメンバーも来てくれる予定です。

精一杯、お伝えしたいと思います。






  


2015年10月09日

海辺へも



駅では かっこちゃんと みきちゃんが待っていてくれて 病院に向かう前に

駅の売店で お昼御飯も調達します。

今回はタイトなスケジュールなので

お昼はゆっくり休んでいられません。

かっこちゃんが選んでくれたのは「守岡さんちの揚いなり」です。



病院はとてもゆったりした敷地にあって、看護師さんも笑顔で

おかあさんは 6人部屋にいらっしゃいました。

ご挨拶して 指談でお氣持ちを 私の声でお嬢さんに伝えられることを

お話しました。


◯と✔︎から練習しましたが 瞬きも、身体全体でも答えようとされて

聞こえていること、言葉も理解できているということが伝わります。

認知があったそうですが 指談は 認知症の方とも普通に会話が

できるとこれまでの出会いから感じています。

繋がる場所が認知が出るところとは違うのでしょうか。


娘さんは 思いが知りたい、手術をしてもらったけれどご本人が

それでいいと思っているか知りたかったそうです。

お嬢さんもぐるぐると手の動きを感じるワークなどもやってから

おかあさんの手を持ってもらいました。


◯と✔︎も数字も感じ取ることができます。

筆談もできることがわかりました。

「これは 夢でしょうか?」病院を出たところで そうおっしゃって

夢じゃなくて 本当のこと、ですよね。




お昼は次の病院に向かう途中の海辺に行って食べました。

厚めの揚げに五穀米、美味しかったです。

一つで 満足できる大きさです。(*^^*)