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2016年04月29日

似ていても まるで違う



りく君はちょっといたずらっぽい瞳の少年です。

指先に伝わるりく君の思いを私の声に換えて初めての指談。

柔らかな指から伝わる動きがはっきりとしていました。


手に筆を持ってもらい、支援の方がその筆を持って

サポートして名前を書くことはこれまでにもやっているそうです。


手の指に力が入らないので 筆をりく君が持っても

紙に筆圧をかけられなくて支援の方が一緒に筆を持って

こう書こうね、とリードするようにされていたそうです。


指談の練習のあと、私がペンを持っってりく君が私の手首を

持つようにしてりく君の動きを感じるとノートに文字を書けました。


「じかく(字 書く)」 「りく(名前)」

という文字を紙に書いてくれました。


支援の先生と交代してそのやり方でやっていただくと

「全然違います、りく君の思いで動かそうとするのが伝わります。」

とおっしゃり、これからこの方法でも支援しますと。


りく君はお茶目なところが出てその後は、ぐるぐると曲線を書いたり

ジグザグの線を書いて文字にならなくなったので 指談で

これは何を書いてるの?と聞くと「ついでに」だそうでした。



これ、どうしてできるの?と驚いて嬉しそうな表情が心に残りました。

思いを伝える方法が表情だけでなく、もう一つ増えますね。






  


2016年04月28日

はるくんの絵本



はるくんは昨年6月に亡くなったおこさんです。

ウエスト症候群と言う病名を持っていました。


ひろやくんと はるくんは会ったことはないのだそうです。

亡くなってから ひろやくんがはるくんとお話をしていると

わかって 指談ではるくんの思いをひろやくんが

伝えてくれたそうです。


そして ひろやくんから伝えられたはるくんの言葉で

はるくんの絵本ができました。

天国にかえってしまった はるくんからの優しい言葉。

HarusolaSalonさんから届けていただきました。



はるくんはイベントもぴかぴかの青空で応援をしてくれます。

直接会えなくても ご縁は繋がること、不思議ですが

はるくんの繋いでくれるご縁、大切にして

ほんとうのことを届けたいと思います。




  


Posted by まきの じゅんこ at 19:09Comments(0)指談(ゆびだん)って?深い想い

2016年04月27日

春は山笑う 



ご縁をいただいて 富士山に近い都留市で

指談のことをお話させていただきました。


脳性マヒの浩太郎さん(19歳)とお友達のりく君のお二人に

指談と 指談以外にも思いを伝えられる方法があるか、

スタッフさん、支援の方々、おかあさん方と一緒に

捜す時間をいただけました。


この時期の山梨県には山桜がちょうど咲いていて

新緑の美しい山肌の表情に 「春は山笑う」と 

伊勢の中山緑さんに教えていただいた言葉が浮かびました。

夏は山滴る(したたる)だそうです。


浩太郎さんは絵の先生と介助の方のサポートで

瞬きで思いを伝えて色を決め、風景やお花や

光りの絵を描いてこられました。

指談の中で浩太郎さんは「絵も見てください」と言いました。

7月には「命の作品」初の個展が決まっているのでした。


個展の画廊「ギャラリー宋」での額装やDMの打ち合わせに

私もご一緒させていただき、浩太郎さんの絵も見ることができました。

河口湖からの雄大な裾野を広げる富士山が目の前に見える

画廊に案内いただけたのも思いがけない展開でした。







  


Posted by まきの じゅんこ at 23:14Comments(2)

2016年04月25日

誠さんのビデオ



15日に空へと帰ってしまった誠さん。40歳でした。

昨年5月の初対面の時にOさんが ビデオカメラを持って

自転車で来てくださり、指談の様子を撮っていました。


先日、そのビデオをDVDにして 私にもくださいました。


言葉で伝えられない誠さんが 指談で伝えた言葉を

今も思い出します。


こういうふうに誠さんとの別れが来てしまうことになると、

記録が残っているのはたまたま、撮ってくださったのですが

ありがたいことです。

見ると涙が今も溢れます。

亡くなって哀しい涙ではなく、素晴らしい魂から伝わる思いに

涙が流れたのでした。


明日は 横浜のkakkoちゃんのイベントで

出会えたkさんのところへ伺います。

指で息子さんの思いを読み取れますように。


明日も精一杯、させていただきます。





  


Posted by まきの じゅんこ at 00:38Comments(0)指談(ゆびだん)って?深い想い

2016年04月22日

Near 静岡てんかんセンター


ブログ奇跡までの軌跡はひろやくんのママが書いています。

ひろやくんは 1歳3か月の時に出会えた障がいがあり、

表情のなかった、言葉もでなかったおこさんです。

お伺いして指談をお伝えしてからご家族もできるようになって

座位保持装置や チャイルドシートも自分が好きな色で作れたことを

教えてもらいました。


去年10月に、ひろやくんのママが神戸で「指でおしゃべり会」を開き

療育で出会ったご家族やリハビリの先生やお知り合いに

指談の実際と練習法を紹介する機会を作ってくださいました。


ちいさな人も指談ができることを 静岡てんかんセンターで出会うママ達にも

伝えたいと静岡での「指でおしゃべり会」を考えてくださっています。


神戸の「指でおしゃべり会」で指談に出会い、ご家族と指談ができるおこさんや

手でYesを伝えられるようになったおこさんもいます。


指談の実際をひろやくんの協力もいただいて

だれにも思いがあると知っていただきたいと思います。










  


2016年04月21日

覚悟を決める



文子さんに声をかけてもらって 伊勢の母とも呼ばれている

中山 緑さんのお話をお聞きする会に参加しました。

外宮の御垣内参拝、内宮の御神楽と御垣内参拝の後にー

伊勢修養団の会議室でお話を伺いました。

かっこちゃんからも緑さんのご主人、中山靖雄先生が

宮ぷーが倒れた時、祈ってくださったことをお聞きしていました。



奥さまの緑さんは四人の男の子と、半身不随のお姑さんのお世話、

中山靖雄さんが引き受けて来るご相談や諸々を 覚悟を決めて

「我が身に起きること、すべてよし、過去に起きたことも佳きこと、

未来にも佳きことしか起きない」という信念で乗り越えてこられた。

辛い時は辛い。でもそこからよくなる何かを信じきっていると

起きた辛いことも 必要な学びに思えることを実体験でわかったと。



今、私の指談の方法に批判的なご意見を間接的に聞くこともあるけれど

覚悟を決めて 未来を信じて 誰かの役に立つことをするのならば

私心や社会的名誉やお金のためでなければ きっと伝わるはずです。



白雪姫プロジェクトが100年先に常識になるのでもいいから

そのためには 今、覚悟を決めて 伝え続けることだと思いました。





  


Posted by まきの じゅんこ at 16:35Comments(4)氣付き出会い

2016年04月19日

白雪隊 北大阪


今年も すずらんが 可愛い花を付けました。


今夜6:30から あつみ鍼灸院の 無目的会議室で

白雪隊のミーティングをします。

⭐️白雪隊 北大阪 会場 あつみ鍼灸院 無目的会議室
住所 高槻市大畑町14


介助法の練習や指談の練習もしています。

今夜は 17日にかっこちゃんから 教えてもらったことの

シェアもしましょう!

  


2016年04月18日

指談 初めまして。


去年からお声かけいただいて 岡山へ。

言葉でお話をされないみなさんに

指でおしゃべりする実際を体験していただきました。


朝、お迎えに来ていただいた車内で 昨年出会った青年が

初めてヘルパーさんと投票に行き、自分で選んで投票できたことを

教えていただきました。とても嬉しい報告でした。

(宮ぷーも2014年12月に選挙に倒れてから初めての行きました。)




可能性を諦めないというのは できないと決める前に

どうしたらできるだろうと 一緒に考えてみることだと思うのです。

捜し物はみんなで捜すといい、そう思っています。


今日出会えたみなさんに白雪姫プロジェクトのこと、

指談はこんなふうにします、という実際と

私の感じている心と身体の準備の大切さもお話してから

お一人ずつお話をさせていただきました。

最初のWさんは 目の力も表情の変化も大きくて

指でお話を進めるたびに リアクションが出ます。


スタッフさんも 初めて見る指談が不思議そうでしたけれど

普段、表情や身体の動きで感じていたことが やっぱり!だったり

エレベーターが大好きかと思っていたら 急に動く感じが嫌いなの、と

逆の答えが出たりで うんうん、そうだよね!ということも

あれ?そうなんだ!という言葉もでますが温かく見守ってくださいました。


Hさんは 隣のTさんとお話していると その答えを感じ取っているようで

〇(はい)が指先に伝わるときに にっこりされて ✓(いいえ)では

別の表情に変わります。


横にいて指談でのコミュニケーションを感じ取れるのだそうです。

Hさんは鼻水が出るので 一昨日教えてもらったばかりの

鼻水のケアの方法をやってみました。ティッシュを細長くたたんで

鼻に当て するすると上の方にティッシュを引き上げるだけ。

ずうっと奥の鼻水までがとれる方法です。


Sさんは 低い声でずっと唸るようにされています。

タオルを手に持って顔をこするところも N画伯に似ていると思えて

クラシック音楽は好き?と聞くと〇。

N画伯と同じくバッハがお好きらしいです。

そしてSさんは筆談の可能性を感じさせてくれました。

Mさんも今日は眠れなかったからぼんやりする、と

教えてくれます。



今日もきらきらとした、素敵な人生に触れさせていただけた

ありがたい時間になりました。






  


2016年04月18日

かっこちゃんと話そう♬



日曜日に 大阪市内で「かっこちゃんと話そう♬」がありました。

山元加津子さんが今、話したいことを たっぷりと伺いました。


初監督の映画「銀河の雫 はじまりはひとつ」についても

最新の情報をフォトムービーと共に紹介してもらいました。

このフォトムービーは 朝から移動中の新幹線内で創ったそうです。

サクッと創っちゃうかっこちゃん、びっくりぽん!です。


急に決まったこの会ですが 白雪姫プロジェクトの仲間や 昨年の

山元加津子さんの講演会でのご縁からご家族で参加くださった方も。


「お目にかかったことのある人ばかりです、嬉しい」とかっこちゃん。


床にマットを敷いて、床でくつろいで聴いていただく方、パイプ椅子の席、

車いすの方と会場で簡易ベッドも用意していただき腰掛けて聞く方も

自由な姿勢で 自由な位置で。

自閉症の方も落ち着いてお話を聞いてくれました。

みなさんがフリーでフラットでオープンな場を作り上げてくださって

かっこちゃんのお話にふんわりと包まれるような時空間でした。


みんなでひとつの命を生きていく、だれもが大切なひとりひとり。

本当のことはきっときっと伝わります。

ありがとうございました。



  


2016年04月16日

出会えたこと、ありがとうございました。


誠さんと出会ったのは 昨年の春でした。


自閉症で 言葉は出るけれど

言いたい思いと言葉が重ならない誠さんなのでした。


指談でお話をさせていただいた時

きらきらとした 魂の響きのように

おかあさんへのメッセージを

教えてもらいました。


会うたびに 指談を待っていてくれて 少しずつ

言葉と思いが 重なるようになってきました。



副腎の癌が見つかってからわずかふた月で

突然に お空に帰ってしまわれました。


亡くなる前日も偶然に会えて 氣圧療法と

指でもお話をしていただきました。


痛いところはないよ。

おかあさん、寝てね。 いつもありがとう。

ただ、(おかあさんを)見ていたいだけ。

僕は作家です。Makootは僕の作品。

ひとつひとつ違う作品です。




あなたに 出会えたことに 心から感謝します。

あなたのきらきらした人生の時間を 

一瞬でも 共に過ごせた奇跡に感謝します。


これからも指談を応援してくださいね。

あなたがこの会話を楽しみにしてくれたこと、

一生忘れられないと思います。


誠さん ありがとう!