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2016年08月30日

サイコーのお父さん

昨年4月に会えた、郵便絵本「サイコーのお父さん」のモデル、

U父さんに白雪隊のもこさんとみっちゃんと一緒に会ってきました。




私は昨年夏以来なので一年ぶりでした。みっちゃんは初対面。



奥さまが毎日、お仕事の後にリハビリに通われているのです。

この一年間の積み重ねが見せる変化には驚くべきものがありました。



左肘が伸びたまま曲げられないことを氣にされていたところだったそうです。

肩や肩胛骨周りから氣を送りながら声をかけて徐々に曲げていきます。

顎を触れるくらいに曲げられました。

「ここは左の肩、身体から腕が分かれていて、ここが肘。

肘はこの方向に曲がります。」というように触れながら。

ご自分の脳が肘を本来の形に認識できることを目指します。



「初めてここまで(鋭角に)曲げられました」とのこと。みんなで拍手~!

その後は左肘の力を抜くことができて左右のバランスも変化しました。

体幹がしっかりされてきて端座位も長い時間をしっかり座れます。

座って両肘を後方に動かすことで胸が開いてきます。

端座位は頭の重さが頸椎と背骨にかかることを大事にしますから

首を持ち上げるのには両肘が後方にあるとやりやすいのですね。

記念写真~!


目の力が強いので瞬きの練習を再開してもらうことにしました。

いち、にの、さん!の「さん」で 閉じることができるように

声をかけたり、自分でこころで言いながら練習してもらいます。


ご本人の変化も嬉しいのですが 奥さまの覚悟を決められた態度が

この変化を生んでいることも嬉しかったです。


股関節が痛いという奥さまが元氣にリハビリをできるようにプチ氣圧療法と

簡単なセルフケアもお伝えしました。


みっちゃんも、もこさんも筆談でおしゃべりをさせてもらって

U父さんの自宅に帰ろうという強い意志が伝わりました。


何度かもこさんがドキュメンタリー映画「僕のうしろに道はできる」を病院で上映して

U父さんにも観てもらっていて、宮ぷーの回復ぶりもとても心強い応援になっています。

白雪姫プロジェクトの回復の方法をご家族で実践されて

回復ぶりを見せていただけたことが嬉しいです。




  


2016年08月28日

来週は仙台へ

山元加津子さん、かっこちゃんが 初監督した映画が

9月3日(土)に仙台で初上映されます。

初上映会

「銀河の雫 はじまりはひとつ」は かっこちゃんがずうっと

言い続けてきたこと、ひとりひとりが大切な存在で

みんなでひとつの生命を生きている、そのことを

ネパールのロケや 写真家野村哲也さんの

世界中の景色をふんだんに使われていて

宇宙の本当のことを美しく描いています。


この日には 脳幹出血で倒れ 回復中の宮田俊也さん、宮ぷーも

ステージで挨拶をするそうです。

全国から かっこちゃんを応援するお友達が仙台へ。

身体は行けない、というお友達も 心の応援をしてくれるそうです。

この映画を 多くの方に観ていただきたいですね。

音楽もとても素敵に出来上がりました。

もうすぐ、もうすぐです。

会場で 見つけたらどうぞお声をかけてくださいね。

まだ お申し込みいただけますので 迷っている方も是非、仙台へ。



  


Posted by まきの じゅんこ at 15:57Comments(0)白雪姫プロジェクト深い想いろばの耳

2016年08月24日

指談の講習会 9月

すっかり 蝉の声を聞かなくなりました。

夜は秋の虫が鳴き始めています。

大雨や台風の影響は大丈夫でしょうか。


山元加津子さんの初監督作「銀河の雫 はじまりはひとつ」の

初上映会に 9/3は仙台に行く予定です。

会場で見つけたらお声をかけてくださいね。



9月は 石川県で 10日,11日に指談の講習会を予定しています。

これは7月から隔月で3回開いていただくという企画ですが

一回ずつでも参加していただけるのと 助成をいただけたので

ひと家族で500円の参加費というのも素敵です。

参加を希望される方は メッセージからお知らせください。


9/17(土)は 静岡てんかん・神経医療センターの近くで

指でおしゃべり会を ひろやくんのママが計画してくれました。

募集について

入院されていても 外出で 参加できるといいなぁと思います。


誰にも思いがあって 言葉以外でも交流できること、その可能性を

お伝えしたいと思います。









  


2016年08月20日

一時帰宅

昨年の秋に 病院にお訪ねした方が お盆の時期に

介護タクシーを利用されて 倒れてから初めての

一時帰宅ができたそうです。


初めてお会いした時に、全介助で何もわからないと

思われていた方です。

指談でお話をして、お嬢さんも◯と❌がわかるようになり

毎日、お母さんに 声掛けをたくさんしてくださいました。


短い時間の一時帰宅でも きっとたくさんのいい刺激があったでしょう。

拘縮が 緩やかに変わられているようです。

諦めないで 回復を信じることで 変化は起きていきます。


とても嬉しいメッセージでした。





  


2016年08月14日

腕の動きと舌

とってもキュートな 18トリソミーのさくちゃん。(2歳)



今月は ご家族で 伊勢志摩旅行の後だったり

訪問リハビリが週に二回あって どう思っているのか

さくちゃんと たくさんおしゃべりをしました。
☆こちら

ご縁が出来て半年足らずですが 指談をきっかけに

はい、という時は 右脚がぴーんとなることも氣がついて

今はご家族と首でもコミュニケーションができるようになり、

さくちゃんは ずいぶん変化しています。

伺った時は 笑いのツボにはまっていて 声を出して笑い中でした。


ご一緒してくださるSTさんの 家族がしてあげるブレインジムも

とても勉強になります。


今回は さくちゃんにモロー反射が出ること(残っていること)で

モロー体操や 体幹が統合される タッチを教えていただき、

私は左右の腕の付け根と肩甲骨に柔らかさが出るように

氣圧療法をさせていただきました。

すると膝を曲げたさくちゃんが 体幹ができてくるんと向きを

変えられるように動きの質が変わりました。

そして手で膝をしきりに触るようになりました。


腕の動きがよくなると 舌を口から出して動かします。

脳の指令は腕の動きの指令と舌の動きの指令とが同じ系統だそうです。

舌の動きがよくなると 口からの食事も進むでしょう。


うつ伏せの練習も STさんが うつ伏せになれると何がいいのか、

さくちゃんにも説明して、本人のやる氣を出してからチャレンジ。

泣かずにがんばりました。

さくちゃんと過ごすと4時間もあっという間です。

寝ていても 動いても 幸せを振りまくさくちゃんです。












  


2016年08月12日

頑張っているね。

年末に会いに行ったNさんのところへ。

Nさんは昨年9月から 親元を離れて勉強をしています。


お母さんが会いに行くと 嬉しさが身体中から表れます。

久しぶりのNさんは背も伸びて すこしふっくらされていました。


おやつを食べるNさんの様子をみていると

Nさんは時々声を出すようにもなっています。

叫ぶ声ではなく、伝えたい氣持ちが入った声。


喉の奥の方で声になってきました。

「よかった、よかった」って言っているように聞こえることも。


前よりもできることも増えていました。

自分で決めてここに来たからがんばる、そんな氣持ちが伝わります。


初めて会ったのは昨年の2月。指談がきっかけでした。

今は落ち着きも出て本来の優しさが見られて素敵でした。




 

  


2016年08月09日

倉敷

笠岡市で何度かさせていただいていた講習会を

今回は倉敷に会場を変えて開催されました。


「ご参加のお申し込みが少なくて…」と聞いたのですが

当日のお申し込みやご家族で来てくださる方があって

会場がちょっと狭く感じたほどでした。

暑さの中、お集まりいただきありがとうございました。

前半は二宗さんの体験談をお聞きしました。


途中、休憩時間にパニックになって親子で参加のお嬢さんが

大きな声を出してしまった時、お母さんは「もう連れて帰ります」と

言いました。でもご本人は帰りたくないので余計に声が出ます。

前半はとても落ち着いて聞いてくださっていたのですもの。



他の障がいの方に付き添われていたスタッフさんが

「私にも自閉症の子がいるので」とそのお嬢さんと一緒に座って

落ち着くようにサポートしてくださってありがたかったです。


そして他の人をつねろうとしてしまったり 大きな声を出しても

その場にいることを主張していたお嬢さんの氣持ち。

お母さんが困ったり怒ったりすると いたたまれない、そう感じました。


プライドは誰もが持っています。

勇者さんたちはいっそう、高いプライドを持つ人が多いと聞きます。

お母さんにはそのプライドを傷つけるような話をしてほしくない、

できていること、素敵なことを ほかの人にも伝えるような話を

望んでいるんじゃないでしょうか。

できていること、素敵なところを見て、誉めて欲しいです。


落ち着いたあとは穏やかな表情で最後まで聞いてくださいました。

指談について初めての方が参加してくださったので

ワークショップは基本に戻って 誰にも思いがあること、

返事ができないことと 理解がされないことは別なのだと

お伝えしました。


指談をきっかけに関わりが変わったと教えていただいた例を

今回はたくさんお伝えしました。


毎回来てくださるKちゃんは今回、ご家族で参加。

「ほしい」と言葉で言えるようになったそうです。

時々、声を出してお返事をしているのも嬉しい変化です。

今日はお話することがあるかしら?と聞くと 自分から前に出てくれて

「おしゃべりはいつもしてるの。」と指談で書きました。

そうなんですね、無言に見えていてもおしゃべりできていると

Kちゃんが感じていたから 一方通行のようだったんですね。


キャッチボールのように受け取ってもらうこともおしゃべりと

Kちゃんが感じてくれたから声で伝える変化が出たのでしょう。


椅子のお片付けを今回も手伝ってくれて握手をスタッフさん全員と

ぶんぶん!として帰っていくのがかわいらしかったです。


大阪に戻ると淀川花火大会でした。



  


2016年08月05日

明日は倉敷へ


明日の午後に倉敷市で 指談のことをお話します。

二宗さんの意識障がいの息子さんの病室にお伺いしたのは

昨年の1月でした。


指談をお伝えして 二宗さんが息子さんの思いをご自身も

指談で知ることができたお話も明日、前半にしてくださいます。


指談は 意識障がいの方や障がいのため、言葉を話せない方のツールだと

思っていましたが この方法をお伝えしていると

普段のコミュニケーションの基本を改めてお話させていただくようで

言葉が出る、出ないに関係のない、コミュニケーションの愉しみを

改めて感じ合う機会のように思えます。


出会えた勇者さんが 指談で笑顔になったり、

質問に頷きで返事をされるようになったり、

お友達をつねってしまう少女が 「やめて」と言えない代わりに

「手のひらをひらひらするよ」と教えてくれてから

お友達をつねることがなくなったり。



笑顔が増えたり、穏やかな心になれたり、

言葉がでなくても コミュニケーションを諦めない。

指談はその一つの方法になるのだと思います。


文字でなくても 存在するだけで 思いは発信されていて

キャッチボールのように その思いを受け取ること、

こちらからも 言葉かけをたくさんすることを大切にしたいです。




  


2016年08月02日

指談・ことば教室 in 伊丹

ダイアナ(脇田)さんと伊丹で 指談・ことば教室として

複数回開催の練習会を開いています。

写真はさくちゃんママからいただきました。

昨日は キュートな咲耶ちゃんとお姉ちゃんも、

キャスターアプローチで新しい車椅子ができあがったばかりのSちゃん、

夏のイベントから駆けつけてくれた乙女なMちゃん、

第一回に参加してくれたEちゃんとそのお友達ではじめましての ともくん。

5人の勇者さんとそのご家族が来てくださいました。操体法のOさん、

OTさんや 氣の友人たちや その友人からのご縁で自然農のちょうさんも。


実際の勇者さんたちとの指談を見ていただいて その感想で

「理論や理屈でなく、指談で 瞳がきらきらとしていったのが驚きでした」と。



Sちゃんの脳の血流を(事故以来毎年検査をしていて)

今年の結果で 急に上がってDr.がびっくりされたのだそうです。

前回までとの違いには 指談が関係するかも知れないそうです。

そして先日の「がんばれ共和国」の楽しそうな様子を紹介してくれました。

ほかの勇者さんにも その情報は魅力的な報告でした。

諦めない、チャレンジ精神は 大切ですね。


新しい車椅子は楽ですってSちゃんが教えてくれました。

おかあさんに「車椅子が前後に大きくなった分、大変?」と氣遣う優しさも。

おかあさんは 前のより軽いから慣れれば大丈夫、だそうです。ほっ!


Eちゃん、前回会った時は どうにも落ち着けない様子でしたが

今回はとてもリラックスして 記憶力のよさに自信があることを

教えてくれました。


Mさんは ふわりと柔らかな表情です。

ダイアナさんが 指談だけでなく、アロマや習字や読み聞かせを

三択で選べるように準備してくれたので 希望をみんなに聞くと

自分のしたいことを 積極的に勢いよく書けました。


少しだけ引いて俯瞰すると どの勇者さんもいろいろな方法で

思いを表現していると氣がつくね、と友人が言いました。


文字だけに頼るのではなく、コミュニケーション方法は多くあり、

「人は言葉だけでなく、非言語でも存在同士でも交流している。」と

稲葉俊郎先生も 指談で開く言葉の扉に 寄せてくださいました。





さくちゃんは 普段ならお昼寝タイムなのに 必死で起きていて

先輩たちからの情報を 身体中で吸収しようという感じ。

ともくんは中野さんの氣のシャワーですっかりくつろいで

途中からぐっすりと眠っていました。

おかあさんの質問、「答えてくれないことがあるのはなぜ?」には

「答えを知ってるのに質問するから」と。

急に雷雨がきて びっくりしましたが 帰るころには止んで青空に。

みんなのお顔も晴れ晴れでした、

素敵な時空間、一緒に創りあげていただきありがとうございます。  


2016年08月01日

長谷先生から

総社市に清音クリニックを開いていらっしゃる長谷先生。

白雪姫プロジェクトの応援をしてくださっているお医者様のお一人です。

誠実なお人柄で尊敬する、長谷先生のfacebookから。

れのあさんの冊子のことが紹介されています。

そして介助者を通じてのコミュニケーションについて。

長谷先生のfacebook

指談がテクニックではないと私が言うのは 向き合う姿勢、心によって

伝わり方が違うからです。

見方によれば技術といえば技術なのですが

それでも大切にしたいのは技術よりも

誠実な心、区別しない心、尊重し合う心です。


PDF 80ページあるけれどプリントアウトします。