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2017年01月31日

溢れる思い

ダイアナさんこと 脇田さんと伊丹で 指談・ことば教室を 3ヶ月ごとに

開催してきました。

1/29(日)は今年度のこの教室の第5回目として山元加津子さんの監督作品、

ドキュメンタリー映画「銀河の雫 はじまりはひとつ」の上映と講演会でした。

講演会では ネパールの話、白雪姫プロジェクトの話、かっこちゃんに質問タイムで

指談・ことば教室に毎回参加してくれた 翔子さん、まきさんは

wellcome ladyをしてくれたり、かっこちゃんに質問を (指談で)してくれました。


まきさんは かっこちゃんのお話とまきさんの思いがぴったり同じことを

とても喜んで、溢れ出す思いを指談で教えてくれました。

不自由さの中にも幸せは見つけられること、障がいがあるお子さんが

幸せとともに生まれたことを知っている?とも言いました。

自信と誇らしさを身体全体で表現してくれました。

翔子さんもおかあさんと指談で感想を言いました。

指談でお話のことを合氣道のエッセンスで知っていただく体験は

みなさんが盛り上げてくださいました。


指談・ことば教室を 一年通して続けて 今年度最終の上映会と講演会は

とても暖かく、心がほわんとする 笑顔あり、涙ありの素敵な時間でした。

ジョーさんがその様子をこんな風に書いてくださいました。



この4月からも ダイアナさんと 指談・ことば教室を続けます。


  


2017年01月29日

指でおしゃべり会 Harusola Salon

昨年3月に 指でおしゃべり会を大垣で開いてくださった、

Harusola Salonさんに 先週日曜日に伺い、

二回目の指でおしゃべり会をさせていただきました。


約一年ぶりの小さな人の嬉しい変化も ありますが

ご両親が 安心感をもった子育てをされている感じがして

一番大きな変化だと思いました。

  


2017年01月27日

チームるね スタートアップ!


チャレンジャーるねちゃんとは2年ちょっと前に

山元加津子さんの講演会で 指談で会場に見えた方で

言葉のない方全員と指でおしゃべりをした時に会いました。


バギーに座って 端の列の後方にいたから

「こんな後ろにいたら 私には回ってきてもらえない」って

思っていたのですって。


先日、チームるねが スタートしました。

Facebookで チームるね 始めます、という投稿を見て

すぐにチーム入りをお願いしました。


午前中は大垣に指でおしゃべり会に行く日の午後に

スタートアップの集まりに合流させていただきました。

カフェぷらなの一室に チームるね応援団のみなさんと

一昨年12月に会ったことのある親子さんたちや

自閉症のお子さんとお母さんが集まってくれました。


指談のワークショップと読み取り、ブレインジムのクロスクロールも

体感していただきました。


こういう時には 寝ていることが多かった るねちゃんは

今日は しっかり起きていて チームの中心人物の役割を果たしました。


地域で繋がって支えて支えられて 笑顔が広がる発信を

チームるねからできるといいですね。


ニコニコみかんちゃんがFacebookでライブ配信してくれました。

大阪の白雪隊メンバーも ライブ配信を見て、タイムリーなリクエストを

くれ、ありがたいことでした。  


2017年01月26日

心と身体のバランス


以前にお会いしたお嬢さんに しばらくぶりに会いに行きました。

玄関を開けてくださる時、上半身が左右に大きく揺らいでいるのが

ガラス越しに見えていました。


ご自身の身体のコントロールをすることが難しくなっていて

座った姿勢から立つこと、まっすぐに歩くこと、椅子に座ることも

安定していない様子でした。


前にブレインジムの体験会でクロスクロールを教えてもらっていて

一緒に脚を右側を向こうにして胡座になってもらい、右腕が左腕の上に

なるようにして指を組んでくるんと回して胸の前におきます。

これ、いい!嬉しくて 笑い声が出てしまう、と教えてくださいます。

反対側も同じようにしてから 心で立ったら身体を動かして立つと

揺らぎもなく、すっと立てます。


歩く、と心を向けてから足を出すと 出迎えてくれた時のように

大きく揺らぐことなく 歩けました。

心を向けて動く、合氣道のメソッドの一つです。

「これ、おかしいね。こんなことあるんだ、おかしいよ」って

楽に動けることを教えてもらいました。



先ほどとは別人のように 普通の動きができて 私も嬉しいし、

この方法で 心と身体とのバランスが 取れるのを伝えたら

自分でもできることですし、いつでも こうして落ち着けます。


「私も役に立っているんだね」、って笑顔で言ってくれたのが

本当に嬉しいです。


田口ランディさんに会えたことを伝えると 大好きな作家さん!と

何冊も本を見せてもらいました。

7月初めに ランディさんが関西で講演会をされます。

私もその時に対談させていただきます。楽しみです。、  


2017年01月17日

筆談から ポインティング、トーキングエイド

山元加津子さんの初監督作品、「銀河の雫 はじまりはひとつ」の沖縄上映会と講演会は

ほこぴーこと鉾山健一さんとお仲間の主催でした。

午前中の病院からよしえさんが車に乗せてくれて会場に到着。

お昼をいただいていると「指談をして欲しい人がいるんです」と

ほこぴーさんが私を呼びました。


意識障害だったけれど 今は回復されて声でお返事ができるし、

頷きや表情も豊かな男性が車椅子で会場に来られていました。

指談の必要はないので 筆談をしますか?とお声をかけて

お一人ではペンがまだ持てなかったので 私が支えるようにして

◯、/、数字を書いてみたら利き腕ではなかった左手でしたが

とても力強く動かしてくれて書けました。


ご本人の初筆談の感想は 「いーね」でした。

奥さまに変わって 筆談でもご主人が自分で腕を動かして

お名前を書いていることがはっきりとわかっていただけました。

筆圧をかけられるように自分一人で持つことができない、それだけでしたね。

持ちやすい補助具を工夫することで、お一人で書くこともできるようになると思います。


かっこちゃんが その場で厚紙に あいうえお表を手書きして

最初は少し手を添えながら、途中からはお一人で 文字を指すことができました。

このポインティングでお子さんの名前も教えてくれました。

好きな食べ物を尋ねたらぼそっと 「ないな〜」と呟かれたのです。





それで濁点、半濁点、延ばす音、小さな文字も表の一角に書いたら そば、と指で指し示されました。

倒れて何年ですか?と聞くと奥さまが三年、と言いかけたのをご本人が四年になると訂正されました。

iPadのアプリで トーキングエイドをダウンロードすれば

文字でも イラストからも文章が作れて読み上げができます。



指さしが震えたりする時は トーキングエイドの文字部分に被せて使えるカバー(文字部分に穴が空いている)が

あるそうです。(助成の対象になるんじゃないでしょうか)



意識障害からここまで回復できることを見せてくださってありがとうございます。

  


2017年01月17日

沖縄に行きました。

先週末から山元加津子さんの講演会に合わせて

沖縄へ行ってきました。

9月にお目にかかった、よしえさんのご主人が遷延性意識障害で入院されている病室へ。



山元加津子さん、かっこちゃんも行かれて、力が要らない介助方法で

ベッド上で身体の位置を直すやり方他、介助方法を学ばせていただきました。

例えば ベットで 身体を左右に寄せる、枕の方向に動かす、足元へ動かす、等。



日々に役立つやり方や上半身を楽に起こす方法、端座位にする方法、

首の動きを助ける方法、ズボンを楽に着せる方法などをご家族と練習されました。


前回から4ヶ月余りの間に 表情も出てきて、むくみも取れています。

体幹が通ってきていることも実感できました。

足首も踵も柔らかく保たれています。

毎日のご家族でのリハビリの積み重ねが現れていました。


ご本人をモデルに介助方法の練習すると、

お母さんは力がないので すぐにできて コツを掴んでいただけました。


身体にはいろいろの管がまだ付いていますが 座る練習を

続けていくときっと管が外れていくでしょう。


諦めないで、回復に必要なことを繰り返していくこと。

その方法や情報が白雪姫プロジェクトに集まっています。












  


Posted by まきの じゅんこ at 13:22Comments(0)白雪姫プロジェクト諦めない心

2017年01月09日

伝える。


指でおしゃべり、指談を誰のため、何のために伝えているのか。

未常識であっても 本当のことと実感するからです。



指でおしゃべり(指談)というのは ご本人が 身振りや言葉が使えず、

指も動かせず、文字を書くこともできない状態であっても

聞き取るこちら側の心の状態を整えることで 意思疎通ができる方法です。


はい、そうです、合っています、というのを ◯をイメージしてもらい、

その形を書きたい思いが指先に伝わるのを 感じ取る、そういう方法です。


イイエ、違います、そうではない、というのは /または直線で思ってもらいます。


指先に 曲線が伝われば 完全な円形でなくても ハイ、そうですと伝わり、

直線であれば イイエ、違いますと伝えられる方法です。



意識障害の方や 生まれつきの障がいで話せない方も誰にも

私たちと変わらない、同じように思いも言葉(思いの響き)もあると

信じるからこそ 問いかけもするのですね。


閉じこめられ症候群は 中からは開けられない部屋に鍵をかけられたような

状態です。


その状況から回復できた方が 「死を超える恐怖だった」と言ったそうです。
(岩崎靖子監督が聞いたことだそうです。)



返事が返らなくても 普通に声をかけていただく。

伝わると知っていただく、それもまた コミュニケーションと考えています。



  


2017年01月05日

確信に変わる


(お土産に頂いたお菓子の包装紙、東郷青児の絵です。懐かしい!)

待ち合わせをした駅は 若い頃に住んでいた街の沿線の駅。

駅舎が地下になったり、変わったところもありますが

懐かしい街並みを 久しぶりに移動して病院へと案内していただいたのでした。



水頭症の手術から意識障害になられたお母さまと 指談で

お話をさせていただきました。


お医者さまからは 「こちらの声かけも理解できない状態です」と言われたそうです。


病室では 指の一本ずつを触りながら、右手の親指を触っています、感じますか?と

声をかけていきます。

聞こえているか、目が見えるのか、どこかに痛みがないか、

ご家族が来ていることがわかるか、などを尋ねながら ◯と/で答えをもらいます。


一、二の、三、の三に合わせて 瞬きをパチパチと二回できるように 声をかけます。

すぐにできなくてもいいのです。

ご自身が心の中で 一、二の三!とカウントして パチパチと瞬きをしようとすると

脳の神経の軸索が伸びて やがてできるようになる日がきっときます。


ご家族に指談と筆談のコツもお伝えしました。

娘さんが 指談での読み取りができました。

筆談で お話をしていると、ハイのタイミングで パチパチと瞬きができて

何度か、ぴったりのタイミングで 二回の瞬きをされました。

すごく頑張ろうと瞬きをされたのが伝わってきました。


「家族の間では漠然と母は我々の言葉をわかっていると思っていました」

とおっしゃっていました。

「その漠然とした思いが (指談の)おかげで確信となりました。」と

メールをいただきました。


春に向かって 回復されることを祈ります。

諦めることなく、回復を信じて 日々の看護を明るく 続けてくださると嬉しいです。
  


2017年01月01日

あけましておめでとうございます。

2017年になりました。

みなさまに 佳い年でありますように。


大晦日に 都内に入院中の 意識障害の方のご家族に

指談を紹介したいと 連絡をいただきました。


たまたま明日から上京の予定を組んでいて

4日の午後から 病院に伺うことになりました。


外からは 何もわからないように 見受けられても

脳幹が活動できているならば 伝わっているのだと

これまでの 出会いの数々に教えられました。


必要な方に 届くように 伝え続けていく、

今年もそういう一年になりそうです。  


Posted by まきの じゅんこ at 12:49Comments(0)白雪姫プロジェクト