2017年09月23日

筆談 逆バージョン




生活介護のお部屋にも伺いました。

ちょうどお昼前の時間でしたが バランスボールに座って

ずうっと跳ねている男性は手で叩いたり、足で壁を蹴ってしまうそうでした。


でも握手もしてくれて 手や足が出るのは暴れたいというよりも

なんだか赤ちゃんが顔を右に向けると手も反射で右にぶん!と動くのに

似ています。

しかも握手した手で指談をすると「手加減している」という思いも伝わります。


注目して!僕のこと見て!しっかり見て!というように

お部屋の中を私が移動するとバランスボールごと徐々に移動されるの。




私のことがとても氣になるけれどどうしたらいいか考えている様子のSさん。

文字も書けるとスタッフさんが教えてくれます。

何人かと指でおしゃべりした後で床に座って握手から指談。


カウンターの上にノートを置いて日付とAM、食事の準備、PM、休みと

ユニークな筆順でありながらしっかりと文字に変わっていく様子が

楽しかったです。


私に鉛筆を持って、と言って私の手をSさんが上から包むようにして

じゅんこさんとおはなししました。とSさんにリードされてノートに書きました。

これは新鮮な体験でした。


筆談の逆バージョンという感じ。


大きくて高いトーンでお友達が話す声が苦手なようです、とスタッフさんが言います。

いらいらしてしまう声は耳でなく、合氣道で「臍下の一点(せいかのいってん)」という、

お臍のずうっと下で聞くと思うとストレスになりません。


Sさんにそのことを伝えましたが使ってもらえたらいいなぁと思います。


  


Posted by まきの じゅんこ at 21:57Comments(0)指談(ゆびだん)って?氣付き出会い

2017年09月23日

初対面で



7月に伊丹市で開かれた
に参加してくださったご縁で

愛知県のNPO法人を見学させていただきました。

最初に見学したのはビニールコードの長さを整えて

5mにし、綺麗に巻いて束ねる作業を5人でされていて

もうお一人がプラスチックの選別をされているお部屋でした。


長さを整えるところに就いていたNさんは独り言を繰り返していたのですが

挨拶をすると「9月にね、男の人が自転車でドーンとぶつかってきたの。びっくりした!」と

話してくれました。今月のできごとなのかと思ったので

今でも痛いですか?とNさんに伺うと 痛くないと言いました。


スタッフのTさんが「小さな時の体験のようです」と教えてくださいました。

声に出している言葉が思いと一致しない方もいます。

普段のNさんは勝手に言葉を出している感じだったのでしょうか。

「Nさんが初対面の方と話すことにとても驚きました」とTさんがおっしゃいます。


Nさん、握手してもいいですか?って伺うと しばらく両手を交互に見てから

右手を差し出してくれました。

私の指談はどこかが繋がれることで伝わるようになります。

Nさんからは「僕の言いたいことが伝わるの?」という思いが伝わってきました。



そしてほっとされたような穏やかな表情になってまた作業を始められました。



自転車が突然ぶつかってきたんだということ、びっくりしたこと、痛かったことを

これまでうまく表現できずにずうっと抱えていたのでしょうか。


前に私に「対話というものは時間をかけて関係性を作った上で成り立つもの」

というご指摘をいただいたことがありました。

でもね、私が伺う時はだいたい初対面の方とのことがほとんど。

伝えたい思いがあると初対面でも伝わるんだと実感しています。

それはフリーで平らかな出会いを心がけているからかも知れません。


外側に見えていることにとらわれずに内面の素敵ないのち、に

フォーカスすることではないでしょうか。


ブログでにも書いています。