2016年04月29日
似ていても まるで違う
りく君はちょっといたずらっぽい瞳の少年です。
指先に伝わるりく君の思いを私の声に換えて初めての指談。
柔らかな指から伝わる動きがはっきりとしていました。
手に筆を持ってもらい、支援の方がその筆を持って
サポートして名前を書くことはこれまでにもやっているそうです。
手の指に力が入らないので 筆をりく君が持っても
紙に筆圧をかけられなくて支援の方が一緒に筆を持って
こう書こうね、とリードするようにされていたそうです。
指談の練習のあと、私がペンを持っってりく君が私の手首を
持つようにしてりく君の動きを感じるとノートに文字を書けました。
「じかく(字 書く)」 「りく(名前)」
という文字を紙に書いてくれました。
支援の先生と交代してそのやり方でやっていただくと
「全然違います、りく君の思いで動かそうとするのが伝わります。」
とおっしゃり、これからこの方法でも支援しますと。
りく君はお茶目なところが出てその後は、ぐるぐると曲線を書いたり
ジグザグの線を書いて文字にならなくなったので 指談で
これは何を書いてるの?と聞くと「ついでに」だそうでした。
これ、どうしてできるの?と驚いて嬉しそうな表情が心に残りました。
思いを伝える方法が表情だけでなく、もう一つ増えますね。
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