2017年09月23日
初対面で
7月に伊丹市で開かれた
に参加してくださったご縁で
愛知県のNPO法人を見学させていただきました。
最初に見学したのはビニールコードの長さを整えて
5mにし、綺麗に巻いて束ねる作業を5人でされていて
もうお一人がプラスチックの選別をされているお部屋でした。
長さを整えるところに就いていたNさんは独り言を繰り返していたのですが
挨拶をすると「9月にね、男の人が自転車でドーンとぶつかってきたの。びっくりした!」と
話してくれました。今月のできごとなのかと思ったので
今でも痛いですか?とNさんに伺うと 痛くないと言いました。
スタッフのTさんが「小さな時の体験のようです」と教えてくださいました。
声に出している言葉が思いと一致しない方もいます。
普段のNさんは勝手に言葉を出している感じだったのでしょうか。
「Nさんが初対面の方と話すことにとても驚きました」とTさんがおっしゃいます。
Nさん、握手してもいいですか?って伺うと しばらく両手を交互に見てから
右手を差し出してくれました。
私の指談はどこかが繋がれることで伝わるようになります。
Nさんからは「僕の言いたいことが伝わるの?」という思いが伝わってきました。
そしてほっとされたような穏やかな表情になってまた作業を始められました。
自転車が突然ぶつかってきたんだということ、びっくりしたこと、痛かったことを
これまでうまく表現できずにずうっと抱えていたのでしょうか。
前に私に「対話というものは時間をかけて関係性を作った上で成り立つもの」
というご指摘をいただいたことがありました。
でもね、私が伺う時はだいたい初対面の方とのことがほとんど。
伝えたい思いがあると初対面でも伝わるんだと実感しています。
それはフリーで平らかな出会いを心がけているからかも知れません。
外側に見えていることにとらわれずに内面の素敵ないのち、に
フォーカスすることではないでしょうか。
ブログでにも書いています。
2017/07/05
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