2015年05月14日

言葉が伝わる時に

言葉が伝わる時に


おこさんが指先に言葉を書き始めるときに、

もしも・・・「こういうことが 違っていたょ」とか

「こんなことは嫌だったょ」とか 不満の言葉がでるのでは?

と、心配されて「そんなことを指談で言われると悲しい」から

「言葉がわかるのが 楽しみなようで ちょっと不安です」と

打ち明けられることがあります。


お母さん方は 指談という方法がなくても おこさんの

表情や動作や声やそういう情報から ほとんどのことを

キャッチされているのだと思います。


指先に文字を伝え始めた時に 愚痴や不満の言葉を

書いた仲間は この一年間には一人も いませんでした。


仲間の中には 「今のままで(指談を使わなくても)いい」と

書いた方もいました。


「言葉がなくても 人として認めてもらいたい。言葉がないと

人として認められないなら指談は嫌です」、と話した仲間や

「お母さんが『(指談が)できなくてごめんね』と謝まって

悲しい氣持ちになるくらいなら指談はしたくない」

と話してくれた勇者もいます。

今はその仲間も少しずつ指談・筆談でお話を始められました。


意識障害の方のところにお伺いしても ご家族への愚痴や不満を

お聞きすることはほとんどないのです。


言葉はある日、急に伝わるようになる感じがします。

その時の伝わった!というお互いの心が震えるような瞬間を

楽しい、素敵な瞬間とイメージして迎えて欲しいと思うこの頃です。





















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