指談(ゆびだん)でお話しましょう!

2019年06月14日

りんくん



小学生になったりんくんは 私の姿を見ると
まるでブリッジでもするように 反り返って
話したい!とアピールしているようでした。

元氣だった?と声をかけると
「僕、元氣だよ、前よりも元氣だからね。」と
伝えてきました。

日曜日はママと一緒にワークショップで
たくさんおしゃべりしようね、と言ってたら
3歳のそうくんが抱っこされてそばに来ていました。

可愛いダウン症のお子さんです。

一旦できていたおまるでの排泄が できなくなって
その訳を支援のスタッフさんが知りたいとこのこと。
でも、初対面でその話題は すぐには答えにくいことです。

で、りんくんに そうくんがどう思っているか、聞いてくれない?と
頼んでみました。

りんくんは指談で 隠して欲しいって、と伝えてきました。

あれ?かくしてないの?とスタッフさんに聞いたら
横にボードは置くけれど 前後は解放されてるみたい。

そうだよね、前も後ろも遮って欲しいこと、あるよね。
背中でも見えてるらしい勇者さん、私はこれまでに何人も知っています。

りんくんのお蔭で 初対面で緊張してる、
言葉のないと思われるそうくんの思いを
聞けたのなら嬉しいです。

スタッフさんも思いがわかるとそうくんのサポートがやりやすいですね。
  


Posted by まきの じゅんこ at 23:50Comments(0)

2019年06月14日

一年で。




自閉症のMくんと会ったのは二度目でした。


一年前とは違うところがたくさんありました。

多動の傾向があったり、キッチンの開きを開けてしまうので
扉にはストッパーを付けていらっしゃいましたが
今回は ストッパーはあるものの ロックしなくてもよく、
出かけたいときは 勝手に飛び出すのではなくて
ママのショルダーバッグを持って行こう!と
意思表示ができます。

多動の傾向があるとき、私はSTさんから教えていただいた、
「へそ放射」という身体へのタッチをご家族に伝えます。

Mくんのパパは一年間、毎日 Mくんに
その、へそ放射を続けていました。

Mくんの落ち着きにも へそ放射はよかったんだと思います。
テレビで好きなシーンを繰り返し見る様子も変わったなぁ。

日曜日のワークショップにはMくんのご両親も来てくださいました。

  


Posted by まきの じゅんこ at 23:25Comments(0)

2019年06月14日

えいちゃんが中継してくれて。


小学生が四人集まってくれて 指でおしゃべりの会をしていただきました。

四人とも何度か指談の経験があります。

一緒にいても 四人とも目を合わせるとか
同じ遊びをするわけではないのですが
一緒に遊べて楽しかったんだそうです。

スマホを耳に当てている、りんくん。
バランスボールでリズムを取るひろくん、
ビデオを見ているえいちゃん。

ひろくん、手を触られたり、トイレ訓練のような話題を話したくないのです。

それで えいちゃんに サテライトのお手伝いを頼みました。
お願いすると こちらを見て、えー?っという表情ですが 私に手を出してくれました。

この日は 爪を噛むのはなぜ?とママからの聞いて欲しいこと、が前もって連絡がありました。

爪を噛むのは 辞めた方がいいのに、辞められないと 見るのか、
そうすることで心を落ち着かせることができると知る能力があって、心を落ち着かせる仕草なんだとみるか、見方を変えられませんか?とお話しました。


ママからは「しゃべらないどもたちがおしゃべりをしていて楽しんでいることが一番よかったこと」と感想をいただきました。

会うたびに 成長が感じられる勇者さんたちでした。  


Posted by まきの じゅんこ at 02:07Comments(0)白雪姫プロジェクト

2019年06月12日

音もなく 見せてくれたこと



日曜日に ご家族も一緒にいつもの児童デイに来て
塩絵を ご家族にも体験していただく時に必要があれば 指談もさせていただきます。

その日、Tくんが持っていた絵本を床に落とした時に Yちゃんの脚に表紙の角が当たりました。
Tくんはぶつけたかったわけではないのですが
Yちゃんは驚きや痛さがあったと思います。

ママのそばに来てなにも言わず声も出さずに床にうずくまって固まってしまいました。

すると安静室にいたダウン症のお嬢さんが
ドアを開けて出てきてYちゃんの横に座って
無言でYちゃんの顔を覗き込むようにしました。

さわるでもなく、声をかけるでもなく。
10秒ほどするとYちゃんがすっと立ち上がって
部屋の隅っこに行きました。

二つのねいぐるみを無言でダウン症のお嬢さんに差し出したのでした。

ダウン症のお嬢さんに「Good Job!」と声をかけると指を立てて恥ずかしながらにっこり。

言葉のないと思われる人の困惑がドアの向こうからもわかるんですね。
そしてやっぱりダウン症の人たちは優しさに溢れた癒しの働きをされるのだなぁと思いました。

Yちゃんのママも、「凄いですね。素晴らしいものを見せられました。」と
言われました。

  


Posted by まきの じゅんこ at 08:28Comments(2)

2019年06月12日

サテライト




岐阜のみつえさんが ふたりのお孫さんのために

今年から隔月で 指談の会を
美濃加茂市で開いています。

先月25日の会には五年前に会った、
自閉症のみとくんが久しぶりに
来ていました。

みとくんは最初に会った時、走り回るお子さんでした。
指談と出会ったあと、二ヶ月でみとくんは座ってニコニコしていました。

おかあさんはまだみとくんと指談や言葉での会話はされてはいませんでしたが みとくんも わかることを知ってそれまでの3倍は声をかけるようになったと、言われました。

中学生になって大人びたみとくん、落ち着いて
座って手も出してくれます。

今では頷くことや手の合図で意思表示もすることができていました。

それでも細かな会話はできないので
握手のように手を触れて少しだけお話をしました。

接触が苦手なみとくんは その場にいた、
たくやくんをサテライトにして 自分の思いを
たくやくんから私に指談で伝わることを知っていたのでしょうか?

たくやくんから離れてソファーに座りながら
とびきりの笑顔でした。

たくやくんといつものように指談でお話をしていると、みとくんがこう言ってます、と
たくやくんから私に指談で伝えてきました。

みとくんは 嬉しそうに手を叩きながら笑っています。

これまでも 言葉のないと思われる人たちが
音もなく、ファイルを送り合うような氣配はありました。

こんな風に 手を触れずに 誰かをサテライトとして
会話が成り立ったのは初めてでした。

それでもいつも みとくんのことを見てきたみつえさんやその場の人たちが
こんな笑顔のみとくんは初めて!というくらい
嬉しそうにしていたので サテライト中継は
みとくんの思いをそれほどはずすことなく、
伝えてきたとおりに感じ取れたのではないでしょうか?

新しい流れになりますね。  


Posted by まきの じゅんこ at 08:11Comments(0)

2019年06月10日

新しいことが起きています。


6月は沖縄へ来ていました。
6/1と6/2は那覇市天久で 指談の会を
白雪姫プロジェクトおきなわのみなさんが
ワークショップとゆんたく(おしゃべり)の会 を
開いてくださいました。

前回春にお会いした男性は 同じ場所に落ち着いて座れるようになっていました。
不随意の動きに見える顔を動かす中に
喉の奥で 「うん」と声を出して返事をしていることもわかりました。

ワークショップには介護のお仕事をされている方や精神科のお医者さんも来てくださいました。

お仕事で言葉が無いように見える方と関わるときによいサポートがしたい、とおっしゃいます。

指に限定するのではなく、思いがあるとわかってする介護はきっと表情が出たり、動きに変化を作ると思います。


  


Posted by まきの じゅんこ at 13:23Comments(0)

2019年01月21日

それ、やりたい、やりたい!

たっくんは小学四年生になっています。


久しぶりに会ったら 背が伸びて

表情も豊かになっていました。

四年前に会った時は不随意の動きばかりに見えたのに

手の指も柔らかく伸ばすことができるんです。

療育、頑張ってるんだね。


この日は るねちゃんがインフルエンザ罹患で

たっくんが指談の世界への道を開いて

初めて指談に接する方たちの相手を勤めてくれました。


場所はシルキーさん、こども食堂の活動もされているそうです。

亡くなられたお嬢さんが 障害者で 目が見えなかったとのこと。

お嬢さんが使いこなしていたのだけれど

処分を考えていた、というトーキングエイドを

たっくんに譲ってくださいました。


指談の時も表情が動いて よく伝わる、たっくんが

トーキングエイドを見た途端に

指先にも身体中でも嬉しい!それ、やりたい、やりたい!と連呼。


今、学校でもスイッチを押すと機会が音声を出す、

そんな練習をしているそうです。


これ、自分のきもちが音で伝えられるの?

僕のことばが音になるの?

と、大興奮。


諦めていたかも知れないけど

可能性の扉はたくさんあって、開く決心をしたらいいだけ。


シルキーさんが、プリンターもあるのよ、と

お部屋で探していたら もう一台!出てきたんです。

てっきり、断捨離したものと思っていたのに、って。

たっくんの従姉のるねちゃんも

きっと使えるようになりますね。


成長を見せていただいて、たっくんの想いに

みんなが笑顔で過ごせたのでした。

  


2019年01月21日

大きな働き

2019年、今年もよろしくお願いいたします。


二年以上も自宅介護で頑張っているYさんが

意識障害のご主人に会って欲しいと連絡をいただいて

レスパイト入院されているタイミングで 病院に面会に行きました。

駅から病院へはおよそ45分のドライブです。


私は自宅介護になる前のご主人に会っていました。

車ではこの二年余りの Yさんの心の変化、体験からの学びを

お聞きしながら移動しました。


遷延性意識障害でベッドに横たわっていても

周りの方や出会っていなくても どこかの誰かにまで

生きていることだけ、そこにいてくれることだけで

大きな魂レベルの働きかけをされていたことを

今回の訪問で強く感じました。


その大きな働きは 目にも見えず、数値化も計量することも

できないのですが 心を向けて感じ取ること、ですね。


山元加津子さんが きっといつかのいい日のためにあること、と

よくお話されるように 厳しい自宅介護の日々もいつかのいい日に

必要な 大事な時間だと思えるとYさんも言っていました。


もちろん初めからそう思えたわけではなく、

倒れたご主人を介護する中で自然に見方が変わり

辛かった人との関わり合いが いつしかわだかまりが解けていて

人って変われるんだ!と実感する出会いもあったそうです。


厳しいと思う日々の中で 無条件の愛をご主人に感じる姿、素敵でした。


Yさんのご主人の手術がもうすぐです。

いいふうに、いいふうにと祈ります。

  


2018年12月30日

もう年末!

昨日、病院にお伺いして今日から 年末年始の休みに入りました。

年末にお伺いするのが3回目のTさん。

昨年はご家族のケアに顔の左側で微笑むことができていました。

今年は左右差があるものの お顔全体で 氣持ちの良さや 嬉しさを

伝えられるようになっています。


毎日、ご家族が たくさん声をかけて 手足のケアをされていて

思いが通じることが嬉しいとおっしゃいます。


色白で赤い模様の寝衣がよくにあって顔色もよく、

手や腕も柔らかく保たれています。

目を声の方向に動かすのが 上手にできてきました。


倒れても 心を通わせられる時間が持てることを

教えていただきました。


二年前の年末にお会いした頃と随分変化があります。


諦めない、明るく介護する、白雪姫プロジェクトは

可能性を信じるプロジェクトです。





  


Posted by まきの じゅんこ at 13:51Comments(0)

2018年11月26日

りょうすけさんの指談の会 第二回

穏やかな陽射しの三連休最終日に

りょうすけさんの指談の会を開いていただき

オブザーバーとしてたくさんの方に指談の実際を
りょうすけさんをモデルに体していただきました。

学校で一緒に学んだ仲間や医療的ケアのあるデイサービスのスタッフさん、支援員さん他、たくさんの方が参加してくださいました。


https://m.facebook.com/story.php?story_fbid=1976882512390804&id=100002072228148
正子さんが司会進行をしてくださって
開会の挨拶はりょうすけさんと正子さんの指談で
伝えてくださいました。素敵!

正子さんとの初対面は伊丹で開かれた、
ダイアナさん(脇田さん)主催の指談・ことば教室に来一年余り前に来てくださった時のことでした。

そして「突然、ことばが伝わったんです!」と話してもらったのは半年足らず前のことです。

お仕事で接する方々の思いが知りたい!、
指談をもっと多くの方に知っていただきたいと
熱い想いが嬉しいです。

オールケアさんは休日に場所を提供してくださり、スタッフさんもお手伝いをしてもらいました。

同じ所での開催なので前回会った みーちゃんと意志疎通が◯と/とでわかるようになったことも教えてくださり、みーちゃんが
にこやかに首を横に振る仕草はNOではなくていい
よ、の合図ということもわかったそうです。

日常に思いを尋ねてもらえること、
思いを伝えてもらえることは双方の喜びなのだと
嬉しいお話をお聞きできました。

  


Posted by まきの じゅんこ at 18:54Comments(0)