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2016年06月15日

できないままでも

指談という方法で今はまだ 言葉を受け取れないでいる方とも 

対話の可能性があることに氣付き、受け入れていただくだけで

関わり合いが変わることがあることを 知っていただきたいなぁと

思います。



返事ができないことと こちらの語りかけが理解できないこととは

まったく別のことです。


返事が返せる方と同じように声をかけて

一呼吸、返事をするタイミングを待ってみてくださいね。


起こす時も触る時も ひと声かけて、いいですよと言うような間を取る。

そんなことも 指談を伝える時にお話しています。


指談で会話ができなくても このタイミングを大切にして

心の耳を澄ませて 感じようとしていただけることが嬉しいと

伝わるんです。


昨年からのご縁の春さんは 対話をすると身体が繋がっていく実感があると

教えてくれます。いまでは指談の練習のモデル役を引き受けて

特大の〇やNOをわかりやすく書いてくれます。


指談ができないままでも 普通に会話するように説明するように

声をかけたいただくことも 大切に考えています。



  


Posted by まきの じゅんこ at 00:21Comments(0)白雪姫プロジェクト氣付き

2016年06月12日

Kちゃんと再会♡


2月に続き 笠岡市で 指談を伝える会を 二宗さんが開いてくださり、

意識障害になってしまった息子さんと 昨年1月に指談を知ったことで

コミュニケーションが再び取れた喜びの体験をお話されました。



私は 指談に出会ったおかあさんが 読み取れないままでも

声を上げ、外に行ってしまう自閉症の少年に 言葉も思いもあると知って

声掛けが3倍くらいに増え、その少年がわずかな期間に 別人のように

落ち着いていられて 終始にこにことずうっと座っていられるように なったり、

言葉がないと思われていた少女が2年半前の指談をきっかけに

今では 言葉が出るようになっていることをお話しました。


そして「ずうっと表現していた!と氣づいた出会い」のことや

動画で 指談の様子も見ていただきました。


指談をきっかけに 指談ができないままであっても ご本人にも

ご家族にも 大きな変化が現れていることを 笠岡市のように 継続して

開催してくださると 氣付くことができます。


少し遅れて おかあさんと来てくれたKちゃん。

三か月で背も伸びていたこともあって 落ち着きと ほのかに自信が

持ててていることも伝わりました。


お話することがある?と聞くと 今回は 特にないようで

少し照れくさそうにしておかあさんに抱きつきました。

コミュニケーションは満足できている様子でした。


椅子の片付けも 細い体で いっぱい手伝ってくれて

帰りがけに Kちゃんから私の手を持ちに来て握手でブンブンと。

こうして 変化を実感させてもらえて嬉しいです。


そして指談は 言葉の出ない方のためばかりではなく、普通の

コミュニケーションの基本のキ、なのではないかと感じています。

伝えたいことが伝わる可能性を上げること、なのですから。


笠岡市の指談を伝える会、次回は 8月6日(土)の午後に

誰もが日常で役立ててもらえる、コミュニケーションの可能性について

お話と練習会をすることに決まりました。







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Posted by まきの じゅんこ at 19:44Comments(0)白雪姫プロジェクト氣付き指談の講習会

2016年05月10日

中心をみる


福岡に5月8日に行くことが決まっていたので、日帰りの予定を一泊にして

翌日に久留米の施設にお伺いしました。

3月にも呼んでいただいて 指談(ゆびだん)で言葉の出ない方との

コミュニケーションの可能性を探しました。

前回、お話をした方が三人、新しい方は六人で、限られた時間ですが

支援するうえで 教えて欲しいことや ご本人の氣持ちをお聞きしました。


おかあさん方も 都合をつけて 同席くださって 普段、感じていることが

おこさんの氣持ちと合っているか、確認するように質問してくださいました。


夕方、スタッフさんとのミーティングでは 重い障がいがある方と

コミュニケーションができない、として接するか、コミュニケーションの

可能性を信じて接するか、ということを話し合いました。


ユニークな方法でコミュニケーションをしている、と考えて

その方の表面だけでなく、中心をみるように心を向けると

その行動の背景のことが伝わってくるように思います。


トイレ介助を頻繁にして欲しがって、でも空振りがほとんどの方は

過去に失敗した体験の辛い記憶から解放されるようにお話をしました。


この方は Tさんと二度目の指談でお話をしていると ご自分から近づいてきて

自ら手を差し出してお話がしたいことを伝えるようにされたので順番を変えて

指談をさせていただきました。


後で、お迎えにみえたおかあさんから 過去に失敗したのは

病氣のせいで理由があり、病名もわからずにいた時期だったこと、

その時は大便も失敗していたのが辛そうだったこともお聞きしました。


過去の失敗には理由があったこと、今はもう大丈夫になっていることを

コミュニケーションができる方に伝えるのと同じようにお話しました。

失敗するという不安が これをきっかけに小さくなれば嬉しいです。

明日からの様子を見ていただこうと思います。


障がいが重いと難しいことはわからない、のではなくて

理解できても外面で わかったように振る舞うことが苦手でも

中心をみれば伝わっているのではないでしょうか。




  


Posted by まきの じゅんこ at 01:22Comments(0)白雪姫プロジェクト氣付き

2016年04月21日

覚悟を決める



文子さんに声をかけてもらって 伊勢の母とも呼ばれている

中山 緑さんのお話をお聞きする会に参加しました。

外宮の御垣内参拝、内宮の御神楽と御垣内参拝の後にー

伊勢修養団の会議室でお話を伺いました。

かっこちゃんからも緑さんのご主人、中山靖雄先生が

宮ぷーが倒れた時、祈ってくださったことをお聞きしていました。



奥さまの緑さんは四人の男の子と、半身不随のお姑さんのお世話、

中山靖雄さんが引き受けて来るご相談や諸々を 覚悟を決めて

「我が身に起きること、すべてよし、過去に起きたことも佳きこと、

未来にも佳きことしか起きない」という信念で乗り越えてこられた。

辛い時は辛い。でもそこからよくなる何かを信じきっていると

起きた辛いことも 必要な学びに思えることを実体験でわかったと。



今、私の指談の方法に批判的なご意見を間接的に聞くこともあるけれど

覚悟を決めて 未来を信じて 誰かの役に立つことをするのならば

私心や社会的名誉やお金のためでなければ きっと伝わるはずです。



白雪姫プロジェクトが100年先に常識になるのでもいいから

そのためには 今、覚悟を決めて 伝え続けることだと思いました。





  


Posted by まきの じゅんこ at 16:35Comments(4)氣付き出会い

2016年04月02日

集中と執着


今日は世界自閉症啓発デー。

自閉症スペクトラムの方にも 指談で たくさんお話をして

いただきました。

自閉症と言っても ひとりひとり、みんな違います。

言葉を出せる人も、言葉のない方もいます。

言葉が出ていても、思い通りの言葉が出せることもあれば

心とかけ離れることもあるそうなので 誤解もされやすいですね。


お話をさせていただくと 心とかけ離れていた言葉が

次に会う時には 思いと重なるようになった方もあります。

声がだせるようになったこともあります。

ひとりひとりが 幸せに生きていけるといいなぁと思います。


心身統一合氣道の 集中と執着についての

わかりやすい記事をご紹介します。こちら


  


Posted by まきの じゅんこ at 20:57Comments(0)白雪姫プロジェクト氣付き

2016年03月30日

麻友美さんも白雪隊!

白雪隊の北大阪会場は高槻市のあつみ鍼灸院

月に一度、開いています。(4月は19日18:30〜です。)

今夜は栗東から脳性麻痺の麻友美さんとお母さんが来てくださって

指談の練習も一緒にしました。麻友美さんは言葉があって表情もにこやか。


ともちゃんが ご主人の端座位で 姿勢を上手に作れるように

練習したいです、と言って後半は介助法の復習です。

あつみ鍼灸院の無目的会議室には 治療用のベッドも

臨時に持ち込んで 介助法を練習しました。

理に叶った方法だと 介助する人もされる人も楽です。


車椅子の麻友美さんがベッドへの移譲をしてもらいたいと言い、

かっこちゃんの力の要らない移譲法を体験してもらいました。

お辞儀をするようにしてもらい、脇の下に頭を入れるのも

麻友美さんは大丈夫、苦しくないよ、と教えてくれます。

かっこちゃんの方法は 白雪姫プロジェクトにも動画がありますね。



介助する人も楽ですが介助された麻友美さんが 全然違う、楽〜、と

感想を率直に聞かせてくれて、嬉しかったですし安心しました。

言葉のある麻友美さんだから実際の感じをそのまま教えてくれます。


お姫様抱っこで二階に連れていかないといけない施設があるそうです。

腰に負担のなくなるお姫様抱っこの方法をお教えしました。

抱っこではいつも首が痛くなるのに、痛くない!と麻友美さん。

合氣道の理論と介助法の実際がぴったり一致しました。


毎日の介助でも コツがあって、介助される方までが楽な方法を

もっと現場でも知っていただきたいですね。


麻友美さんのお仕事、がんばクッキーの販売。

驚くほど売れているクッキーをおすそ分けしてくださいました。

りえちゃん 満面の笑顔!

車椅子の麻友美さんが来てくださって 学びの深まった白雪隊の練習でした。
  


Posted by まきの じゅんこ at 00:39Comments(0)白雪姫プロジェクト氣付き出会い

2016年03月28日

境目が・・・。

(画像はネットからお借りしました)
私たちは大きな宇宙の、この地球の日本にいて

同じ時代を生かされている宇宙の同級生だと言った方がいます。

宇宙の同級生、みんな仲間、という考えがとても素敵だと思います。


だれのために、なんのために 指談を伝えるのでしょう。

言葉が出せない、と思われているどなたにも深い思いがあり、

その思いを伝えられることは喜びだということを知ってしまったから。

言葉が表出できないと思われている方にも いくつもの方法があり、

表出の方法のひとつに指談もあることを伝えたいのです。


指談が特殊な能力でなく、こちらの準備が整えば始められる

誰もが持っている、常能力だと感じています。

未だ常識にはなっていない未来の常識、未常識なのだと。


読み取りのスピードが早いと 予測で勝手な言葉だと怪しまれる、とも

言われましたが、ご本人がそのスピードで伝えている言葉ならば

そのスピードで声になるだけ、速さはご本人のスピードなのです。

予測して声に変えているわけではないから 伝わるスピードを

私からは変えられないのです。

両手で 指談をさせていただく時に 私に伝わるスピードと

お姉ちゃんに伝わるスピードが違っても内容が同じことがありました。


心と心が繋がってこそ、思いが伝わるのではないかと思っています。

そこには 当事者さんと私という境目のない時空間があります。

家族ではないことも初対面であることも 消えてしまう時空間。

宇宙の同級生がお互いを受け入れて成り立つコミュケーションと

思っています。

このごろ、境目がとても希薄というのか 境目もない感覚があります。

身内と他人、障がい者と健常者、正しいと間違いというように

二元的に区別する時代はもう過ぎようとしているのかも知れません。


I'm OK and You are OK.

みんなで生きている、支えて支えられて支えあっていく世界では

どっちが上とか正しいとか 頑張って言う必要がありません。

誰もが自分にしかなれません。

どんなに憧れても その人そのものにはなれません。

自分自身を生きていく。 勇者さんの人生はまさにそういう道ですね。







  


2016年03月28日

豊橋で その3


久美さんが 忙しい朝にサンドイッチを 手作りしてくださって

お昼は調理実習室で 温かいお茶やコーヒーを出していただいて

参加された方でお弁当持参の方とも お話をして 美味しくランチ。


午前中、指談の実際を熱心にご覧になられたい女性が 目の見え方が

変なんですけど、とおっしゃるので グランディングのことを講習で

お話するのを忘れないように、と再確認できました。


午後は久美さんとスタッフさんで 生で楽器を演奏してくださり、

リラックスできたところで 指談(ゆびだん)の講習会です。


何度も来てくださっている方、今回は初めての方も多かったので

また、新しい試みで 誰のために、何のために 指談を広めたいのか、

基本の基本を練習しました。


心が身体を動かします。それを理屈でなく、体感でわかっていただく。

知っただけではできないことも、体感ができると初めてわかった、に

変わります。

グランディングのことは 一年前の講習会で出会って 指談ができた後、

違う声も聞こえてきて、とても辛い、辛い時間があったけれど元氣になった、

郁ちゃんの体験があるので 落ち着いて地に足がつく状態を大切にしたいのです。


まだ、言い切れないけれど指談に出会ってよかったと言いたい、言えるように

なろうと思う、って郁ちゃんも言ってくれました。

郁ちゃんがお友だちにも指談を知ってほしいと 一緒に来てくれたことが

嬉しかったです。

先ほどの目の見え方が変なんですけど、とおっしゃった女性も

これならよくわかりました、使いますと おっしゃいました。

感性に働きかける講習会、指談のことを知っていただける機会を

一年で4回も企画していただいて かっこちゃんの魔法にかかる会、

野口さん、スタッフさん ありがとうございました。
  


Posted by まきの じゅんこ at 17:04Comments(0)白雪姫プロジェクト氣付き指談の講習会

2016年03月28日

豊橋で その2

午前中の指談での読み取りには お二人の大人の方も

施設のスタッフさんと一緒に来ていらっしゃいました。


けいこさんは目が見えず、発語もないと伺っていました。

手を触れてもいいですか?右手を持って 指談のことを

お話してから 合っている時は○を書いてください、というと

大きく○が伝わりました。

いいえ、違うよ、という時はまっすぐに動かすか、チェックするか

好みを聞くとまっすぐに動かす方を選ばれました。

幾つかの質問をさせていただくと はい、という答えと右手に

力が入るのが一致するように感じました。

マスクを外してもらうと 舌を大きく出すことも意識して

できることのようでした。


男性は脳性麻痺のあるHさん。

指談でお話をして 身体に痛みはないことを教えてくださいます。

はい、というときに車椅子に座っている左膝が左右に動きますが

ご自分で動かそうとして 1、2の3!で動かせますか?と聞くと

100%ではないけれど ご自分で動かせるようでした。

音楽も好き、とおっしゃるので どんな曲がいいですか?と聞くと

ラジオの音楽の感じです、とお答えになりました。

スタッフさんが お昼の食事時に 最近ラジオを聞いてもらうんです、と

教えてくださいました。

会話をしていると 声も出てきました。

言葉にはなりませんが思いの乗っている声に感じます。

見学されている方の温かい眼差しもありがたかったです。



  


Posted by まきの じゅんこ at 16:35Comments(0)白雪姫プロジェクト氣付き出会い

2016年03月28日

豊橋で

かっこちゃんの魔法にかかる会というのはこれまでも

豊橋で山元加津子さんの応援をずうっと続けていらっしゃる、

野口久美さんを中心にして素敵なスタッフさんの会です。


昨年4月に、初めて豊橋に指談の会として呼んでいただいて

7月にかっこちゃんの講演会と指談、11月、そして今回と

一年間に4回企画してくださいました。


今回は 岩崎靖子監督の 「大地の花咲き」の映画上映会と

指談の講習会を企画してくださいました。

午前中に映画を観て午後の講習会に参加するとか、

午前中は指談の実際を見学していただいて講習会、午後からの上映会という

参加の方法も考えてくださいました。


午前中の指談の実際はダウン症のあきらくん。

片言の言葉が出ますし身振りでかなりのことを伝えてくれます。

昨日、散髪したんだよ。ほら!とうなじを触ってアピール。


挨拶すると外の豊橋マラソンが氣になるようでした。

それから窓際で座ったり、椅子のところで座ったり歩いたり・・・。

野口さんの準備して置いている楽器には「触れないでね」というと

すうっと離れてくれます。


そして自分で椅子に座ってその隣の椅子の座面をぽんとたたいて

ここに座って、とアピールして私を受け入れてくれたのでした。

座ってもいいですか?と聞くとウン!と声で返事をくれます。


ノートを出して 筆談にしてみました。

ハイの返事は〇を書いて、というと書けます。

名前を書く?と聞くと「あきら」と書けました。


途中であきらくんの力で絵を描いたり(おとうさんの絵と私の絵も)

書くことで思いが伝わること 感じてくれたでしょうか。


かっこちゃんのお友だちで 詩集を4冊も出したり、TVコマーシャルでも

紹介された大ちゃんも 最初は原稿用紙にすごいスピードで黒丸だけを

書き続けていたそうです。(執筆活動と言っていたそうです。)


でも、ワープロと出会って 人にも読める、素敵な文字を書くようになって

親鸞上人のような深い言葉や量子力学の専門家のような詩を書きました。


あきらくんにも そんな力や楽器に優れた力があるかも知れません。

つづく