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2015年12月01日

どこも動かせない人でも

遷延性意識障害、植物状態といわれる方とも指談ができますか?と

お問い合わせをいただきました。

個人差があるかも知れませんが 私は思いを伝えたい方とは身体のどこも動かない方でも

心を向けて落ち着いて集中できると 指談ができると考えています。

そしてもしもどこか一か所でも動かせれば あかさたなスキャンが使えるのです。


指談でこれまでに私とお話ができた方には次のような方々がいらっしゃいます。


心筋梗塞から低酸素脳症になり、ご自身の意思で手足を動かせない方。
不随意の動きはありましたが意識して動かせるところがないようでした。


交通事故で大脳全廃と診断され 呼吸器もつけていた方。
四肢麻痺、目も閉じたままの状態でした。お嬢さんの学費の振込先を教えてくれました。

出産時の低酸素から大脳不全で生まれたという小学生。
とても豊かな言葉を持っていました。

脳性麻痺で言葉がないと思われていた中学生。
数字が得意でランダムな数字には宇宙の真理があるんだよと教えてくれました。

生まれたときからの障害で言葉のなかった小学生。
とてもおおらかで温かな言葉を持っていました。

ウエスト症候群と遺伝子異常で表情の出なかった1歳3ケ月のお子さん。
可能性を見せるために障がいをもって生まれたんだよ、と言いました。

サイコーのお父さんのモデルの男性。(倒れてから5年目でした。)
もこさんと筆談でたくさんの言葉をかいてくれました。

重度の自閉症といわれる方ともお話ができました。
発語のある方も、言葉が出ない方とも指談でお話をしました。

個人差がありますが思いが伝えられる喜びは周りで見ている人も幸せな氣持ちにしますね。

はい、いいえの違いを〇や/や✓で教えてもらうのは すぐにできることが多いです。

言葉として伝わることにはどうしても個人差があります。

小学生はすぐにできてしまう子がいました。

大人でも〇と/か✓それに数字は早い時点で伝わるようです。


ここでも大切なのは 読み取れることの前に、その方が反応できなくても思いがあると信じていること。

言葉で返事ができる人に声をかけるのと同じように声かけをして欲しいのです。

ベッドの角度を(起こすように)変える時、いつもSPOの数値が下がってアラームのなる少女が

声をかけてから一呼吸おいて動かすと数値が変わらなくなりました。

心の準備ができると身体の緊張をすることなく姿勢を変えられるのでしょうね。

指談は 読み取る人の心境やリラックスも関係していると思います。


神戸で講習会を企画してくれたYさんは「参加されていた リハビリの先生が指談をバリバリと使っています」と

嬉しい報告をしてくれました。看護師さんや医療スタッフにも広がってほしいと思っています。