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2016年01月22日

よりよいケアのために


今日はグループホームのスタッフさんたちが メンバーさんから

工夫してほしいことや変えて欲しいこと、質問や意見を聴く会でした。

指談でその思いを読み取って伝えるためにギャラリーへお伺いしました。


3人のメンバーさんが来てくれてスタッフさんたちの質問に答えたり、

言葉にして欲しいことを指談で私に伝えるのを声でまたスタッフさんに

お伝えする、という時間でした。

グループホームのスタッフさんが泊まり明けの方まで全員参加してくださって

みんながいいふうになるように、という温かな氣持ちで参加された会でした。


3人ともこれまでに指談で思いを伝えることを何度もさせていただいていて

Nさんは会場に着くなり 笑顔でとても調子もいい様子でした。


今年、やりたいと思っていることは何ですか?という問いに意欲的なNさんです。

グループホームの入り口を工夫してほしいことや外出が楽しみなこと、

寒い時期は風の当たらないところで外出もしたいことなどを教えてくれます。

これまでで、今日が一番、Nさんの指先も温かいと感じました。

最近、漢方薬を飲んでいるそうで効果が出ているのだと思います。

漢方薬(の味)は大丈夫か、尋ねると お薬だからまぁまぁですと。


Yさんは 意思をジェスチャーでも伝えられるのですが指談で詳しく、

思いを伝えることを待っていてくれました。

でも、ご自分の中で思いがまとまりきらなかったようでした。

思いがあるのになんと表現したらいいかわからない感じで

私、僕、作品というフレーズが出るけれど文章にはならなかったのでした。


そのことが幸いしてそのお蔭で紙に ご自分でまとまった文章が書けました。

単語でなく、『ギャラリー〇〇〇に行きました。歩いて」と書いたのです。

スタッフさんが初めて書けたと、とても感激して涙ぐむほどでした。


それでも言葉にはなかなかならず、一旦中断してもいいか確認してから

もう一人のMさんとお話を先にしました。


Mさんはずうっと待っていてくれて自分の番となると

さっと立って私の横に座り、両手を出します。


二、三日 独りの部屋に行くことが多く、体調を氣遣ったスタッフさんに

体調はいいこと、心配事があって落ち着かなかったことを教えてくれました。

Mさんはそのことをまだ知らなかったのですが、実はとてもいいニュースがあったのです。

それを教えてもらうと顔が一瞬でほころんで、私ともハイタッチ。

スタッフさんがスマホを向けると(^^)vサイン。

そして心配事が解消されてよかった!と言いながら席に戻りました。


そのよい知らせはYさんにも関係していることでした。

そしてもう一度指談をしているとだんだん、Yさんの思いが整理されたのか

言葉が読み取れるようになりました。


今回はYさんも私の手にご自分で文字を書くのですが重ねて書くと

私は読み取りにくく、3文字くらいを横に順にずらして書いて、と言うと

そのようにしてくれてわかりやすくなりました。

そしてご自身の中で自分の限定の枠を外すヒントが見つかったようでした。


よりよいケアのために、指でおしゃべりの会をして態度から判断して

勘違いとわかったり、とても細やかな心配りをしていることがやり取りから

垣間見れたり、外の冷たい風に反して、とても温かな時間になりました。





  


2016年01月22日

わずかな瞬きから



今月末は 伊丹で 指でおしゃべりの会を

ダイアナさんが企画してくださいます。


昨年10月に神戸のひろやくんのママが開いてくれた講習会

指でおしゃべりの会は 会場の雰囲氣が温かくて穏やかで印象に残っています。

リハビリの先生の参加もありました。

その後、リハビリでのコミュニケーションに指談を使われているそうです。


伊丹にはこれまでに何度か出会っているお嬢さんの参加が決まっています。

介助法もお伝えできる時間が取れるといいなぁと思います。

精一杯、お伝えしてご家族とのおしゃべりができるといいなぁと思います。


「僕のうしろに道はできる~奇跡が奇跡でなくなる日にむかって~」の中で

宮ぷーとかっこちゃんが最初に瞬きでコミュニケーションを取っているシーン、

とても小さな瞬きです。ギュッと閉じるとかではなくて とてもよく観察してわかる、

そんな瞬きから始まったコミュニケーションです。

今はレッツ・チャットとあかさたなスキャンで会話をする宮ぷーですが

最初はよく見ないと見落としそうな意思表示が瞬きでした。


この方法を知らないで不安や辛い思いの中にいらっしゃる方に情報が届いて

本当のことなのか、使うか使わないかを見て、感じて判断してくだされば、と思います。