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2016年08月09日

倉敷

笠岡市で何度かさせていただいていた講習会を

今回は倉敷に会場を変えて開催されました。


「ご参加のお申し込みが少なくて…」と聞いたのですが

当日のお申し込みやご家族で来てくださる方があって

会場がちょっと狭く感じたほどでした。

暑さの中、お集まりいただきありがとうございました。

前半は二宗さんの体験談をお聞きしました。


途中、休憩時間にパニックになって親子で参加のお嬢さんが

大きな声を出してしまった時、お母さんは「もう連れて帰ります」と

言いました。でもご本人は帰りたくないので余計に声が出ます。

前半はとても落ち着いて聞いてくださっていたのですもの。



他の障がいの方に付き添われていたスタッフさんが

「私にも自閉症の子がいるので」とそのお嬢さんと一緒に座って

落ち着くようにサポートしてくださってありがたかったです。


そして他の人をつねろうとしてしまったり 大きな声を出しても

その場にいることを主張していたお嬢さんの氣持ち。

お母さんが困ったり怒ったりすると いたたまれない、そう感じました。


プライドは誰もが持っています。

勇者さんたちはいっそう、高いプライドを持つ人が多いと聞きます。

お母さんにはそのプライドを傷つけるような話をしてほしくない、

できていること、素敵なことを ほかの人にも伝えるような話を

望んでいるんじゃないでしょうか。

できていること、素敵なところを見て、誉めて欲しいです。


落ち着いたあとは穏やかな表情で最後まで聞いてくださいました。

指談について初めての方が参加してくださったので

ワークショップは基本に戻って 誰にも思いがあること、

返事ができないことと 理解がされないことは別なのだと

お伝えしました。


指談をきっかけに関わりが変わったと教えていただいた例を

今回はたくさんお伝えしました。


毎回来てくださるKちゃんは今回、ご家族で参加。

「ほしい」と言葉で言えるようになったそうです。

時々、声を出してお返事をしているのも嬉しい変化です。

今日はお話することがあるかしら?と聞くと 自分から前に出てくれて

「おしゃべりはいつもしてるの。」と指談で書きました。

そうなんですね、無言に見えていてもおしゃべりできていると

Kちゃんが感じていたから 一方通行のようだったんですね。


キャッチボールのように受け取ってもらうこともおしゃべりと

Kちゃんが感じてくれたから声で伝える変化が出たのでしょう。


椅子のお片付けを今回も手伝ってくれて握手をスタッフさん全員と

ぶんぶん!として帰っていくのがかわいらしかったです。


大阪に戻ると淀川花火大会でした。