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2017年10月31日

楽しい。

おしゃべりをされるけれど こちらの問いには

いつも同じ返事で答えてもらえないYさん。

お母さんやお姉さんと大好きな温泉に行く予定を

未来の日付で紙にびっしり書いてくれました。


2033年5月3日、とか。

曜日を入れて書くのですが iPadでその日付を調べると

ぴったり、一致しています。


山元加津子さんからカレンダーの日付と曜日が一瞬でわかる、

お子さんがいると聞いていました。


Yさんは遠い未来の予定や近い未来の予定を楽しそうに書き、

「これで面談を終わります。ありがとうございました。」と言って

出て行きました。


指談をしなかったけれど Yさんの心が軽くなっているといいなぁ。





  


2017年10月31日

指談で 面談


7月の「耳のまほう」のイベントでご縁をいただき、

NPO法人の継続B型の就労施設で働く方々と

お話をさせていただきました。


言葉が出せても おうむ返しになったり

思いと違うことが口から出てしまう方もあります。


Kさんは おうむ返しになるものの指談で

一旦私の声にすると自分で声出して

思いや氣持ちを文字にできるお嬢さんでした。


私が指先で聞き取って 声に出し、紙に何枚も

Kさんが思いを書きました。

音がいくつも重なって聞こえる場所が苦手。

外部でのお掃除で塵取りの音が嫌いと教えてくれます。

拭き掃除なら静かなので 落ち着いてできるそうでした。

言葉だけでなく、身振りも鏡のように真似られて

「恋ダンス」なんかも見ただけでコピーできて

すぐに踊れちゃうんじゃないかしら。


話をしていくとKさん自身の言葉が

指談に混じって口に出ることも何度もあって

おうむ返しの奥に流れている本来の思いも

聞けたのでした。


お人柄も伝わる素敵なお話をしてくださいました。



  


2017年10月26日

11月3日と4日は倉敷です。


11月3日は倉敷で 氣の手当法(俗称:魔女活)付きの 指談の講習会です。

午前中にはご家族や支援の方に氣圧療法をさせていただいて

腰痛や膝の痛み、筋肉痛を手放しましょう。

猫背にもバイバイ!の方法をお伝えします。

和室を用意していただきました。
こんなことで楽になれるの!


私は指談だけを日々しているのではなくて

心身統一合氣道のエッセンスで氣のクラスをしたり

だって魔女だから♪(誰もが、ですょ)という

自己治癒力に氣付いていただくクラスも主催しています。

主には氣圧療法で氣の施術によって健康増進を

応援させていただくことが ライスワークです。


どれも私のライフワークとしての活動なので 別々に切り離さずに 

これまでの人生で培ったものをたくさんの引き出しから取り出すように


笑顔になれる、あの手この手を 体験していただくことにしました。


諦めかけた、痛みや違和感、猫背にもバイバイ!

まずは体験してくださいね。


11月3日 くらしき健康福祉プラザ 倉敷市笹沖180

11:00開場 

11:10~氣のボディケアとセルフケア (和室研修室)

昼食

13:30~指談・講演 (工芸室)

15:00~指談ワークショップ (工芸室)

お一人様:1,500円(税込)

小・中学生:500円(税込) 幼児・乳児:無料

※当日、受付にてお支払いいただきますようお願いいたします。

参加お申込み: 090--1688--2802 二宗(にしゅう)さん までご連絡ください。


翌日は山元加津子さんの監督作品『銀河の雫』上映会と講演に参加します。

  


2017年10月25日

愛知県に行きます。

今週末は愛知県へ行きます。

おもいっきりkakkoワールドで 私もブースを出します。

初体験です、この年でも初!っていろいろあるもんですね~。

☆指談のこと、ご相談や質問や感想を承ります。
指談で開く言葉の扉の冊子も販売します。

☆魔女活(合氣道からの手当法、氣圧療法をワンポイントで)
肩・腰・膝・坐骨神経痛っぽい痛み・猫背などにバイバイ~!その他 ご相談ください。
@500の予定

☆ウクレレ(^^♪ 始めてから1か月とちょっと。楽しく弾いてます。

☆ちくちくワンピースお裁縫苦手な私でもできちゃいました。

南生協病院は素敵な空間なのです。

かっこちゃんに会いに来てくださいね。

魔女活ブースにも声をかけてくださいませ。

ハンカチ忘れないでね、きっと涙があふれる講演会ですから。(感動と笑いと両方ですけどね。)

まだお申込みは間に合うと思いますがお急ぎくださいね。




  


2017年10月23日

指談・ことば教室 in 伊丹 第8回


脇田さんは通称がダイアナさんと呼ばれています。

元養護学校の先生をされていました。

ドキュメンタリー映画の上映会スタッフで出会って

白雪姫プロジェクトも指談も応援してくださっています。


伊丹市で第8回目になる、指談・ことば教室を開催していただきました。


指談のことを伝えるだけでなく、毎回なにかわくわくと

障がいがあっても楽しめる時間をつくってくださるんです。

アロマがあったり、カラー筆で文字を一緒に書いたり。


今回は紙芝居風にPCを使って読み聞かせがあったり


あいさんとダイアナさんのウクレレ演奏があったり

私もウクレレで参加して車椅子のみなさんが車椅子ダンスをしました。

車椅子ダンス初の翔子さんもとても楽しんだと教えてくれました。



実は台風21号の接近で雨の降る中での開催でした。

予定された方の全員と追加でも急遽来てくださった方がいて

教室に人がいっぱいの感じでした。


前回に参加してくれたりょうくんはその後、おかあさんが指談で

コミュニケーションができるようになって、通所のスタッフさんや

ヘルパーさん、訪問看護師さんたちが実際の指談を知りたいと

大勢で参加されました。


しょうくんのヘルパーさんたちも、ゆうくんのヘルパーさんと

その他の事業所のヘルパーさんも来てくださいました。


今回はパワーポイントも使わずにりょうくんとの指談を見ていただくことから

始めました。



指談が初めてのゆうくんはどんどん表情がきらきらとしていき、

それを見守るおかあさんも表情が明るくきらきらしていきます。


Yちゃんはおかあさんと郵送での選挙に投票したそうです。

Yちゃんの決めた人の名前をわかってもらえたよ、とほっとした表情に。


りょうくんもYちゃんもこの会が初めてではないので

「指談の練習に自分たちを使ってください」と言いました。

誰もが本当に勇者さんたちなんだなぁと思いました。


しょうくんだけは触られることが苦手でたくさんのお話ができませんでしたが

いやだよ、って手を押し返すし、足も触っていい?と聞くと

いやだよって上げられるし。


腕を左右クロスしているからできることがたくさんあるんだと

思いました。

また会えたら手を触らせてくれるかな?

小さな赤ちゃん(生後四か月)のつばさちゃんが近づくと

ちょっと不思議そうなお顔をしました。

いろんなことが感じられてわかっているんだろうと思います。



  


Posted by まきの じゅんこ at 17:00Comments(0)指談(ゆびだん)って?指談の講習会

2017年10月23日

端座位 50分(2)

恭平さんの病室には日々のスケジュールが貼ってあり

分刻みで次々とおかあさんがこなして行きます。


今は病院でリハビリすることが生きがいになっているそうです。


瞬きや笑い声は恭平さんが周囲の状況がわかっていて

ぴったりのタイミングでできるようになりました。


最近、よく泣くんやけど なんでかなぁ?とおかあさん。


恭平さんは泣いているんじゃなくて声を出す練習していると

指談で教えてくれます。

だから消灯後はやりません、と。


おかあさんは引き出しのノートで確認されて

「それはわかる、看護師さんがよく眠っていると書いてくれとる」と。


出したいときに声が出せるようになってきたのですね。


そういうやり取りをしながらもリハビリメニューはどんどん進みます。


端座位は午前に50分、その後機械で足漕ぎ5分、

足先の刺激もたっぷりされてそこから端座位のままで

お父さんが恭平さんの上体を左右にゆらゆらと動かします。


この方法も脳幹にとても刺激が行くんだそうです。

私も白雪姫プロジェクトでそのことを知りました。


足漕ぎの機械になる前はおかあさんが手動でしていて

恭平さんはおかあさんが疲れてしまうことを心配されていました。


思いやりの深いお人柄が指談にも表れます。


一旦ベッドに横たわると 優しい声があ~~、と出て

氣持ちがいいんだと教えてくれます。


病院で受けられるリハビリもありがたいのですが

ご家族ができるリハビリは時間をたっぷり使えるし

触れあいがきっと治す力を強くすると感じます。


50分も座れるようになった恭平さん。

先月とはちょっと違う感じです、決意のようなものが伝わりました。



  


2017年10月22日

端座位 50分 (1)

photo by Tetsuro Matsubara
2015年から 隔月だったり 数か月ぶりだったり

何度も病室にお伺いしている 男性がいます。

心停止から脳に障害を受けて四年目の方です。



初めて会った時、指談でお話をさせていただいて

諦めなければ回復の可能性があること、

白雪姫プロジェクトのこと、宮ぷーが独り暮らしを始めたこと、

回復のためのリハビリの方法のいくつかをお話して、

それと瞬きの練習の自主リハビリを恭平さんにお願いしたのでした。


その次に会った時には瞬きが上手にできて

瞬きでハイ、イイエという思いを伝えられるようになっていました。


今は笑うことも泣き顔もできるんです。


今回、かっこちゃんが 病室にいっしょに行ってくれて

ご本人とおかあさん、おとうさんの頑張りの様子は

きっと誰かを元氣にしますから 発信しませんか?

と尋ねました。


『僕のいのちが繋がっていることで誰かの役に立つなら

本当に嬉しいです。生きている意味を見つけられます』と

指談で伝えながら泣き顔になりました。


『そのためにどうしたらいいですか?』と聞きかれました。

かっこちゃんが 発信することです、と答えて

『いつか自分で発信できるようになりたい』と教えてくれました。(つづく)

  


Posted by まきの じゅんこ at 01:28Comments(0)白雪姫プロジェクト深い想い

2017年10月21日

ハウル




入院して 病院から通学するNさんに会ってきました。

今年から クラスが変わり、普通クラスの授業。

座っていることがとても苦手だったのに

おかあさんが参観に行くと

ずうっと座っていられる様子に

驚いたと伺いました。


指でおしゃべりを3人でしているときに

DVDの話題になって「ハウルのビデオを

よく観ているというけれど飽きない?」とおかあさん。

「飽きないんだょ」とNさん。


そして喉の奥で声が出ました。ハウル、って聞こえた!

おかあさんも、『今 ハウルって言ったよね?』と驚きました。


Nさんも 自分でもびっくりしたんでしょう。

ソファに座っている私に ごろんと

身体を預けるようにして照れています。



修学旅行も楽しみと教えてくれました。

半年の間に ずいぶん落ち着かれました。


会いに行くたびに 何か成長を見せてくれるNさん。

修学旅行が佳い時間になりますように






  


2017年10月11日

耳が動かせる!




8月に初めて会って指談でおしゃべりをさせていただいた、たくくんは22歳になりました。



先日、能の発表会での上京のタイミングに合わせて

たくくんの叔母さまのKさんも関西から同席されて

お話をさせていただきました。



前回はほとんど目をつむっていたたくくんですが

朝からぱっちり目を開けて待っていてくれました。



指談でお話をしてから 毎日泣くような表情が続いていること、

その理由やどういうことをして欲しいのかを尋ねたいというのが

おかあさんのご希望でした。



悲しくて泣くとか、辛いから泣くとかではないことが伝わりました。

(感情を)閉じ込めてきたけれど 閉じ込めなくていいとわかったから

閉じ込めてきたものを外に出してるだけ、と教えてくれました。


でも、泣き顔じゃない方が見ているご家族は安心ですね。

「最近、笑顔が見れないね。笑ってよ」という

おかあさんと叔母さまの声に たくくんの口角が上がったんです。

笑顔でぽいぽいってできたらいいですねぇ。

何故って、たくくんの笑顔は世界を幸せにしてくれるような笑顔。



そして右耳の炎症のケアのことでは 今、痛みはないことも

教えてもらいました。

それでこの時に右耳にみんなが注目していると 


動きました!


おかあさんが発見しました。


ハイ、というタイミングで、左耳は動きませんが 

右耳の上の方だけをくいっと動かすことができます。


すごいです。


内面からの思いをハイ、とイイエだけでも可視化できると

コミュニケーションがより、しやすくなります。


二度会っただけですがたくくんが今後に

どんな化学変化を見せてくれるのか、楽しみです。












  


2017年10月04日

和尚さま


ご無沙汰していた鹿児島のお寺に

田口ランディさんをご案内して久しぶりに

行ってきました。

金木犀の優しい香りが漂うお寺は鎮まっていて

優しく迎えてくれました。



毎月28日には 護摩供養をされていて

一般の人も心を合わせて ご真言や般若心経を唱え

参加することができます。


霊山として名高い、冠岳西岳の中腹にあって

とても尊敬している和尚さまと、お坊様たちなのです。


ご無沙汰していても

「一度でもここに来た人なら思うだけで繋がれるからね」と

言ってくださる和尚さまです。


霊山として名高いこの場所に来ると

心身ともとても癒やされるのを感じます。


お墓を売ったり、お葬式をされるのではなく、祈りのお寺なのです。


創建から1300年祈られていたお寺が

明治の廃仏毀釈ですっかりジャングルのようになっていたお寺跡を

30年余りかけて、ご自分たちで整備されてきたお坊さんたちです。




護摩供養の翌日に和尚さんとお話の時間をいただいて 私は

指談のこと、白雪姫プロジェクトのことをお伝えしました。


和尚さまは「入我我入」のことをお話ししてくださいました。

仏様が自分の中にあること、自分が仏様の中にあるということ。


平らかな関係、分け隔てない関係、

それは指談でいつも心がけていることです。

和尚さまは 指談をご自分もできるようになりたいと

おっしゃいました。


ありがたいと思います。