2015年09月27日
寄り添う人にこそ
はるくんは 身体を自由に動かせないおこさんです。
勉強は好きで宿題は答えを言ってスタッフさんが代筆します。
言葉が話せても手に字を書く力がないから書けないと
はるくんもスタッフさんもそう思っていました。
ipadに 「ホワイトボード」という無料アプリを入れていて
指でなぞるとその部分が マーカーで書くようにできる、
太さも色も選べる、そんなソフトがあるんです。
指談の要領で普段は手のひらで読み取る所を
そのアプリでipad上に はるくんの指を置いて
そうっと支えていると文字になりました。
大きく で と書き、続けて でい、と書きました。
はるくんが うれしい!とにっこりです。
今度はノートにボールペンで筆談のように手を添えて
おかあさんにお手紙を書きました。
うれしい、とてもうれしいと言いました。
スタッフさんも交代しながら筆談で氣持ちを教えてもらいます。
そこにいた4人のスタッフさんが全員、筆談の要領が
はるくんにやってもらってできるようになりました。
Mちゃんも スタッフさんと プリキュアの絵を描きました。
一人で描くとギザギザの線を書くだけになってしまうのに
筆談のように手を添えてもらうと絵が描けることが
わかりました。文字も書いてくれました。
その文字をひとつずつ指さして声を出します。
障がいのある人に寄り添う人に、指談・筆談を
知って使っていただけて私も嬉しいです。
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