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2016年06月30日

さくちゃんと一緒に。



18トリソミーの二歳児、キュートなさくちゃんのお家で

指談の練習会を開いていただきました。
さくちゃんママのブログ

ひと月前に 初めて会ったTくんも来てくれて

この間にも成長ぶりが伝わり頼もしく思いました。

まだ発語はないけれど PECSを始めたそうですし

おかあさんに 伝えたい時は服を引っぱって教え始めました。


STの都築さんが Tくんの遊びの中にブレインジムを

うまく取り入れてくださって いっそうTくんもリラックスできて

お話しをすこしだけしてくれました。足でしたが。


さくちゃんは 頷くことでハイ、と言えるようになりました。

夜もよく寝ていること、お昼寝もするけれどねって指でおしゃべり。

ご家族とコミュニケーションが取れてきて 口から飲むことも

とても上手になっています。

可能性を諦めない、誰もが思いがあり伝えたいと 知っていただくこと。

指談以外のコミュニケーションの可能性を探すことも必要です。


初めての方とは あかさたなスキャンも体験していただきました。

簡単な一文字でも 普段に使わないことには 練習がいりますね。


障がいのある方との関わりがあるみなさんでしたから

できるようになる前に 誰もが思いがあること、

言葉が出ないことと理解できないことは 別だということを

知って接してくださると コミュニケーションの扉は開くはず。


さくちゃん、Tくんに癒されて ほっこりの時間になりました。






  


2016年06月29日

仙台へ  (3)

山元加津子さんの初監督映画「銀河の雫 はじまりはひとつ」の初上映会は

仙台で9月3日に開かれます。
初上映会のご案内


その時に指談で思いを聞かせていただくつもりでしたが予定が変わり

24日(金)にとよちゃんの案内で仙台の病院に連れていってもらいました。


仙台で 二人目の方の病院へは午後3時に伺うことになっていました。

もう一人、別の方にもお聞きすると指談で聞いて欲しいとおっしゃったそうで

午後3時からの予定は動かせないけれど 短時間だけでも伺おうということになって

移動時間を計算して 17分間というごくわずかな時間の訪問がかなったのでした。


身体に触れられることが嫌だと、麻痺のない左手で振りほどこうとされます。

声も少しくぐもりますが「嫌だよ、なにするんだよ」「だめだよ」とおっしゃいます。

聞こえていること、イヤという意思表示ができること、片手も動かせることが

わかります。指談はできないけれど会話が成立します。


ほんの少し触れてもその刺激が何倍にも増幅されて伝わるのかも知れませんね。

首筋の緊張がほぐれると 1 の刺激は1のまま脳に伝わるようになることを 以前に

聞いたことがあります。


それでご自分でなら首筋に触れますか?と聞くと 届かないんですと奥様。

でも頭の上の方に私が手を置くと振り払おうとされて頭にも手が届きました。

反射だったとしてもご主人の可動域がもっと広いことを見つけられました。


Yesの返事が少ないのだそうですが 質問の工夫でYes も引き出せそうです。


コミュニケーションは双方のシャッターを開けて成り立つもの。

I'm OK,and You are OK.の態度から思い込みを外して始まるものです。

もっとゆっくりお話しして可能性を見つけたい、そう感じた滞在でした。










  


2016年06月28日

仙台へ  (2)



午後からは 倒れて4か月余りの80代の男性に会いにいきました。

車いすで現れた方を見て、意識障害という範疇ではない感じがしました。

テーブルのある、広い場所をお借りして指談をさせていただきましたが

ご挨拶すると声も出るし頷きもできます。


左脳の脳梗塞だそうです。

文字、数字の認識がしにくいけれど 絵やイラストが理解できる方が多いそうです。

そうして絵を理解することが進むと文字も読めるようになると聞きました。


ご家族があいうえお表を手作りされたり、写真をたくさんコラージュして

日めくりのようにして普段はベッドの横においていると教えてもらいました。


この日はお孫さんも赤ちゃん(曾孫さんになります)を連れて遠方から来ていました。

目を合わせて嬉しそうに笑ったり 左手で赤ちゃんの両方の足に交互に触れたり。


声と頷きと手振りで ハイ、いいえ、まぁまぁをとてもテンポよく伝えられる方です。

それでも細かい内容をお話されるのは難しいのでこんなにわかっている方にも

指談でお話をさせていただくことは役に立つと、改めて教えていただけた時間でした。


私の読み取りとご自身の表出とが 一致しました。指談に大きな食い違いがないであろうことを

ご家族もご本人の思いとして感じられ、私にとっても同時に確認できるありがたい時間でした。


ベッドに戻って寝ていただいても視線が力強くて表情も豊かです。

沖縄のご出身でちょうど久高島の写真がipad miniに入っていたので

見ていただくと 動かせる左手の薬指で次の写真を出そうとされます。

倒れる前にはスマートフォンを使いこなしておられたそうです。


拘束のミトンがあったので チューブも何も付けていないのになぜ?と尋ねると

左手でおむつに触ろうとして汚してしまうから、とお嬢さんが言いました。


こんなにわかっている様子ならばナースコールを押すことのリハビリで

おしっこやうんちが出る感じがした時にトイレ介助をしてもらえるように

できるんじゃないかと思いました。


そのことをお伝えすると、ご本人が一瞬でお顔をくしゃくしゃにされました。

ご家族が倒れるまでもとてもきれい好きな方だったことも教えてくれました。


倒れてすぐはチューブで尿を出していたのを短期間に外せた方ですから

拘束されることなく回復のためのリハビリが続けられるといいなぁと

思いました。


好きな口癖の言葉は 「ダイヤモンドのようなきもち」だったそうです。

沖縄戦も経験され厳しい人生を歩まれた方なのでお元氣なときも朝から

祈りと感謝の日々だったそうです。

素敵な方に出会えて、午後もキラキラの時間になりました。

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2016年06月27日

仙台へ  (1)

今年の9月3日(土)には 仙台の電力ホールで

山元加津子さん(かっこちゃん)が初監督する映画「銀河の雫 はじまりはひとつ」の

お披露目があります。初上映会のご案内




主催のとよちゃんとしげちゃんは 宮ぷーとかっこちゃんを

心から応援してくださる、素敵なお二人です。


秋の上映会に私も仙台に行くことを決めていて、「その時に 意識障害の方の病院に

指談のことで寄ってもらえるかしら?」と とよちゃんからお尋ねがありました。

もちろん、時間の許すまで どこにでも行きますよってお話をしていました。


それで病院に伺うのは秋の予定でしたが できたら早く来て欲しいということで

急に日程が決まって先週末、お伺いしてきました。


大阪から伺うと飛行機代もご家族のご負担が大きいです。

今回は二家族の方が午前と午後に時間を調整して呼んでくださいました。


手術中に心臓が止まってしまって意識障害になったHさん。

個室なので奥様とお兄さんも来ておられて、金沢で会った純子ちゃんも

とよちゃんも一緒に見守ってくれました。


質問の答えをもらえるようなタイミングでの瞬きも時々あります。

瞬きの練習で思いが伝えあえるかもしれません。


瞬きの練習は「いち、に、さん」の「さん」でパチンとできるように

こちらから声をかけながら練習をしていただきます。

指談でお話を聞かせていただきながら動くところも捜します。



ご自分で 「いちにのさん」とタイミングを取って、「さん」で瞬きができるよう、

瞬きの自主練習はいつでもひとりでもできるのでHさんにもお願いしました。



指談でご家族が用意された質問の答えもお聞きします。

ご家族がHさんが耳を動かすことを見つけました。

意識して動かせるのならどこであってもコミュニケーションができます。


お子さんのことを尋ねると「家にいる子供が一人と・・・」と答えられて

そういう表現は珍しい言い方だな、と私も声にしながら思いました。


ベッドを起こすことはされていて頭や姿勢を保つ力はしっかりされているので

端座位も練習してくださるといいなぁと思いました。


会ってすぐの時よりも 表情がきりりとされて目に力が出たように思いました。

宮プーのうしろに道ができているようにHさんのうしろにも道ができていきます。

ご家族と一緒に回復を信じて進んでくださると嬉しいです。



つづく















  


2016年06月23日

海の波



満月も過ぎ、夏至も済んで 6月も残りわずかです。

ご縁をいただいて 戸隠へお仲間と行ってきました。


信州に生まれても 戸隠に足を運ぶのは初めてです。

戸隠講といって 周囲の何軒かが講を作り

毎年、どなたかが総代として戸隠神社に参拝して

みんなの家にお札を預かってくれ、実家でも神棚に祀っていました。


今月は久高島の海で新月を迎え、戸隠の山で満月を過すという、

ありがたい流れでした。


自然の中に入ると感性が開かれると、「無意識の整え方」という本で

「森へ」の社長さんが言っています。

日常に五感を使うことで第六感も開かれるのだとも。

久高島も戸隠神社も 感性を開く場だったと思います。



私たちは海の波のように ひとつひとつ違っているけれど

海はその波を全て含んででひとつ、という例えを矢作直樹さんがされています。


離れていると感じても視点を変え、俯瞰すれば繋がってひとつなのですね。







  


2016年06月17日

水無月 後半


早くも 水無月の後半になってしまいました。

今月は エネルギーを蓄える月に、というアドバイスがあって

月初めに神の島、久高島へ 行くことにしたのでした。

戻ってまだ10日ほどなのに また久高島に行きたいと思っています。



今月の遠出は来週に仙台へ一泊で行くことに。

移動することで 疲れませんか?と聞かれますが

その土地の佳いエネルギーに触れることができるからか

タイトなスケジュールでも あまり疲れを感じることがないのです。


勇者さんに会えることも きらきらと輝く内面を感じられて

ありがたい時間です。
  


2016年06月16日

プロトタイプ(原型)


誰もが 自分の中で プロトタイプ(原型)を持っていて

みんな、同じ型を持っているという勘違いをします。


その型に合わないものが きっと未常識なのですね〜。


対話も 言葉で音声で、あるいは文字で、身ぶりで。

対話の定義を広げてみる(稲葉俊郎さん) と いいのですね。

非言語の対話、存在していることでも対話している、ということ。


五感を使う、自然の中で過ごす時間を持つ。

感性を広げて 地に根ざして暮らす。


みんな違ってみんないい。


そんなことを 考えています。







  


2016年06月15日

できないままでも

指談という方法で今はまだ 言葉を受け取れないでいる方とも 

対話の可能性があることに氣付き、受け入れていただくだけで

関わり合いが変わることがあることを 知っていただきたいなぁと

思います。



返事ができないことと こちらの語りかけが理解できないこととは

まったく別のことです。


返事が返せる方と同じように声をかけて

一呼吸、返事をするタイミングを待ってみてくださいね。


起こす時も触る時も ひと声かけて、いいですよと言うような間を取る。

そんなことも 指談を伝える時にお話しています。


指談で会話ができなくても このタイミングを大切にして

心の耳を澄ませて 感じようとしていただけることが嬉しいと

伝わるんです。


昨年からのご縁の春さんは 対話をすると身体が繋がっていく実感があると

教えてくれます。いまでは指談の練習のモデル役を引き受けて

特大の〇やNOをわかりやすく書いてくれます。


指談ができないままでも 普通に会話するように説明するように

声をかけたいただくことも 大切に考えています。



  


Posted by まきの じゅんこ at 00:21Comments(0)白雪姫プロジェクト氣付き

2016年06月14日

もうすぐNPO法人 そらしど



藤尾さおりさんを中心に 神戸のおかあさんが

〜どこにどんな子がうまれても

愛され 受けとめられ

必要な支援が受けられる社会へ〜


という趣意で 立ち上げ、申請中のNPO法人 そらしど。

ホームページ はこちら

Facebook もこちらに


12日(日)は柴田秋雄さんを迎えて そらしどのスタートを記念する、

ドキュメンタリー映画 「日本一幸せな従業員をつくる〜ホテルアソシア名古屋ターミナルの挑戦〜」上映会と

柴田秋雄さんの講演会が開かれました。


神戸のしあわせの村、たんぽぽの家の多目的ホール。

午前中だけのお手伝いでしたがスタッフとして参加しました。


藤尾さおりさんの息子さん、タケちゃんは 私の指談での師匠の一人です。

2013年3月に ドキュメンタリー映画「日本一幸せな従業員をつくる」初上映会で

ミニきんこんの会が開かれた時、たまたま その会場に行くと タケちゃんが

国学院大学の柴田保之先生に読みとってもらっていました。

「お母さんありがとう」と柴田保之先生が言うたびにタケちゃんがするのは

両腕を ぶんぶんと振って「離せよ、触るなよ!」と見える動作でした。

その後にも何度か「ありがとう」と言うたびに同じように両腕で ぶんぶん。


あー、身体の動きと 心の思いとがこういう風に違って見えることもあるんだ!と

タケちゃんが教えてくれました。


最近、かっこちゃん(山元加津子さん)が ネパールでは 顔を左右に振ると 「うんうん」だと

教えてくれたけれど 見えている動きにとらわれずに想いを感じることを

タケちゃんから教えてもらいました。


この日もタケちゃんは来ていて、挨拶してくれました。

午前中だけで帰らないといけなかったけれど

午後からもとっても素敵な時間だったことが伝わってきました。


NPO法人そらしど、もうすぐ認証される流れです。




小さな力も集まれば 大きな力になるもの、応援しています。  


Posted by まきの じゅんこ at 11:36Comments(0)白雪姫プロジェクト深い想い

2016年06月12日

Kちゃんと再会♡


2月に続き 笠岡市で 指談を伝える会を 二宗さんが開いてくださり、

意識障害になってしまった息子さんと 昨年1月に指談を知ったことで

コミュニケーションが再び取れた喜びの体験をお話されました。



私は 指談に出会ったおかあさんが 読み取れないままでも

声を上げ、外に行ってしまう自閉症の少年に 言葉も思いもあると知って

声掛けが3倍くらいに増え、その少年がわずかな期間に 別人のように

落ち着いていられて 終始にこにことずうっと座っていられるように なったり、

言葉がないと思われていた少女が2年半前の指談をきっかけに

今では 言葉が出るようになっていることをお話しました。


そして「ずうっと表現していた!と氣づいた出会い」のことや

動画で 指談の様子も見ていただきました。


指談をきっかけに 指談ができないままであっても ご本人にも

ご家族にも 大きな変化が現れていることを 笠岡市のように 継続して

開催してくださると 氣付くことができます。


少し遅れて おかあさんと来てくれたKちゃん。

三か月で背も伸びていたこともあって 落ち着きと ほのかに自信が

持ててていることも伝わりました。


お話することがある?と聞くと 今回は 特にないようで

少し照れくさそうにしておかあさんに抱きつきました。

コミュニケーションは満足できている様子でした。


椅子の片付けも 細い体で いっぱい手伝ってくれて

帰りがけに Kちゃんから私の手を持ちに来て握手でブンブンと。

こうして 変化を実感させてもらえて嬉しいです。


そして指談は 言葉の出ない方のためばかりではなく、普通の

コミュニケーションの基本のキ、なのではないかと感じています。

伝えたいことが伝わる可能性を上げること、なのですから。


笠岡市の指談を伝える会、次回は 8月6日(土)の午後に

誰もが日常で役立ててもらえる、コミュニケーションの可能性について

お話と練習会をすることに決まりました。







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